ハム速・やらおん・刃・はちま起稿・ニュー速などコピペサイトへ2ちゃんねる転載禁止警告

一般のネットユーザーには全く与り知らなくても問題ないことですが、 ちょっと濃いネットユーザーの間には衝撃が走った情報が 2ちゃんねる (2019年3月24日現在当該サイトは 5ちゃんねる へリダイレクト処理されます。) から発信されました。 2ちゃんねる と言えば謂わずと知れたあの巨大匿名掲示板です。

その情報とは2ちゃんねるのトップページ最下部の

2ちゃんねるのご利用は利用者各位のご判断にお任せしています| 2chのデータ利用について
からリンクされるページに記載される文章であり、 以下に全文を引用します。

2ちゃんねるのデータの利用に関して、原則的に自由ですが、 2ちゃんねるのデータ自体を利用して対価を取る行為はご遠慮下さい。
要するに、2ちゃんねるをモニターして、お金をとってるマーケティング会社の方はご相談頂けないと面倒なことになるかもしれません、、、ってことです。

面倒なことになりそうな会社さんへ

またその最下行にリンクされる 面倒なことになりそうな会社さんへ のテキストファイル全文も以下に引用します。

第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、 不利益が大きいため、下記のURLにおける2chの著作物の利用を禁止します。
また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します。

http://yaraon.blog109.fc2.com/
http://hamusoku.com/
http://blog.esuteru.com/
http://jin115.com/
http://blog.livedoor.jp/insidears/

発言の捏造、転載元が明記されていない著作物の利用に関しても、なんらかの措置をとる可能性があります。

誤解を恐れず極端に約めて言えば もうこれら指定のサイトは2ちゃんねるのデータを使うな となるでしょう。 それら指定サイトを以下にリンクと共に列挙しましょう。

以上列挙したサイトは所謂コピペサイト或いはアフィブログなどと呼ばれるもので 2ちゃんねるから面白そうなスレッドを選び出し 面白可笑しく再編集して自コンテンツとすることを基本的な構成としています。

もともと大量の情報が行き交う2ちゃんねる掲示板のスレッドは玉石混交で アカデミックなもの、貴重なものから取るに足らないものまで 入り混じった混沌とした世界を構築しています。 その中には誰が立てたか?意識的か?偶然か? とてつもなく読んで面白いスレッドが出現して来ます。 一般に良く知られたものでは 電車男 があります。 映画化され DVD にまでなっている超有名スレッドと言っていいでしょう。 これも2ちゃんねる発信のコンテンツだったのでした。

2ちゃんねるのスレッドは面白いものも多いのですが、 読み難いのも確かですし、 初心者にはスレッドに辿り着くのも難儀で それは同時に馴れた者にも面倒臭いことでした。 コピペブログは最初はこれ等の人々の 誰かまとめてくれ と言う声に応えたものだったに違いありません。 コピペサイト若しくはコピペブログの由来は 正しく2ちゃんねるからのコピー&ペーストにあったのでした。

しかしこのコンテンツは爆発的なアクセスを集めるに実に効果的なものだったのです。 しかもコンテンツを一から拵える必要もありません。 労力が低くPVを稼げるサイトにアフィリエイト等の広告媒体を併載することで 実に費用対効果の高いビジネスサイトへと変貌を遂げたのでした。 アフィサイト、アフィブログと謂われる由縁です。

中にも2ちゃんねる側から指定されたサイトは 高い収益を上げていると話題のサイト連でもあることは周知されていました。 これは ステマ 騒動などで大きな話題となり 嫌儲サイト などを産み出したりもしました。

この2ちゃんねるの措置に対して指定されたサイトは揃って2012年6月4日に それぞれ以下のような反応を示しています。

それぞれがそれぞれなりの先ずは終了宣言とも言える体裁を取っており、 その余りにも潔く速やかな反応は事前に或る種の手打ちでも有ったのかと 穿った見方をせしめられる程でもあります。 そして2ちゃんねる側の声明も短いものですので 短絡的に見れば見返りの要求にも取れるのですが、 その真意が奈辺に有るかは今一つはっきりしないように思えます。

2ちゃんねる自体はこれ迄様々な著作権の問題を抱えて来た経緯を有しており、 今回指定サイトに放った弾丸がそのまま自分自身に返って来るかも知れない問題を内包しています。 またこと金銭の絡む内容ですので未だ司法の判断も下っていませんので 指定サイトが終了宣言をしながら継続することも、 また類似の別の手段を講じることは充分考えられます。

そして今回は名指しされたコピペブログですが コピペサイト、アフィブログと思われるものはまだまだ星の数ほどあります。 今回の指定サイトは代表的な老舗で 其れが故の見せしめともなり易いサイト連ですが 何某かネットで稼ぎたいと言うときには 必ず名の挙がる手法でもコピペサイトはあるくらい、 後から後から湧いて出て来るような様相も呈しています。

此の件に関して、 一瞥するに終了宣言に彩られてはいますが、 若しかしたらまだまだ始まりと言えるのかも知れません。

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