2012年6月15日金曜日

大穴男江田照男騎手の3大万馬券レースがマツコ&有吉の怒り新党で紹介される

マツコデラックスさんと有吉弘行さんの軽妙なトークが人気のテレビ番組は 毎週水曜日夜11時15分からの1時間番組 マツコ&有吉の怒り新党 で、最も近い放映は一昨日2012年6月13日でした。

この番組では毎回、 新3大○○調査会 と称して特に焦点を絞った様々な人やものが紹介されるのですが、 一昨日に紹介されたのが競馬ジョッキーの 江田照男 騎手です。

その取り上げられ方も奇抜な 新3大穴男江田照男調査会 というものでした。 これは江田騎手が特に人気のない馬で勝って大穴を演出することが多いために企画されたそうです。

江田照男騎手は福島県出身、1972年2月8日産まれで今年40歳、 同期の騎手の方はほとんどが調教師に転身されている古参です。 武豊騎手は1969年産まれの今年43歳ですから3つ若くなりますね。 そして19歳の時にGIを制覇、武豊騎手を含め10代でのGI勝利は3人しか居ないその内の1人だそうです。

多くの穴馬券を作り出して来た江田騎手の異名は 穴男 であり、 万馬券男 ですが、これも人馬競馬場を知り尽くし、天候などと絡め 綿密な計算から導き出された戦略で意外な勝利を得て産み出されているそうです。 その多くの万馬券競走の内、 番組では3つのレースが紹介されました。

先ず最初は前世紀1998年3月29日のGII日経賞でのレースです。 1990年デビューの江田騎手はこの時キャリア9年目、 なかなか人気馬に騎乗出来ないでいる処、 今回も矢張り取って置きの不人気馬 テンジンショウグン に騎乗することとなった江田騎手でした。

実はこの時テンジンショウグンは人間で言えば既に40歳代の9歳馬でした。 しかし江田騎手は自己のキャリアと同齢のこのおじさん馬に何か感じたのでしょうか、 オッズはドンケツ300倍以上を付けた筈の 12番人気のテンジンショウグンを駆って見事勝利に導いて見せたのでした。

スタート直後は最後尾に付けたテンジンショウグンは 中段に構える1番人気ローゼンカバリーを実はピッタリとマークしていました。 ローゼンカバリーが最終コーナー手前で満を持して一気に集団を抜けようとすると スルスルとそれに付いて上がったのです。 そして最後の直線江田騎手の執念の鞭が入り 老兵テンジンショウグンは見事1馬身差でレースを制したのでした。

このレースの配当は21万3,370円、500円買っていれば 払い戻し100万円オーバーの超万馬券、 当時重賞の馬連最高配当を演出して見せたのです。 9歳馬が重賞を制したのはこれが史上たったの4例目とのことでした。

その翌々年の2000年は10月1日のGI、 スプリンターズステークス が次に番組で紹介された競走です。

このレースに江田騎手が騎乗したのは ダイタクヤマト 、キャンセルが3頭も出たための繰り上げ出場でした。 当然ながらオッズは257倍の16番ビリ人気、 1番人気は武豊騎手騎乗の大本命アグネスワールド、 2番人気は前年優勝馬のブラックホームです。 マイルレースで本命の強い本来は荒れ難いレースの筈でした。

1,200メートルの短距離走で、 しかもゲートは不利な大外スタートです。 全てはスタートに掛かっていました。 そしてダイタクヤマトはロケットスタートに成功して見せたのです。

最終コーナーで猛追されるのは承知の上です。 しかし遂にダイタクヤマトは1馬身差で逃げ切りに成功しました。 1991年に19歳で勝利して以来江田騎手に取っては9年振り2度目のGI制覇です。

実は勝利の秘密はただにロケットスタートのみに有ったのではありませんでした。 中山競馬場を知り尽くす江田騎手はコース内側の芝は荒れていないため 馬の脚への負担が少ないことが充分分かっていました。 逃げ切れる! そう確信しての逃げ切り勝利だったのです。

最後に紹介されたのはそれから干支が一回りした今年2012年、  3月24日開催のGII、最初の紹介レースと同じく日経賞です。 これはかたむき通信にも2012年3月25日 日経賞2012勝利馬ネコパンチ馬主の桐谷茂さんの面白名前持ち駒 と馬名 ネコパンチ の面白さから記事にして取り上げた処です。 この競走に於いて江田マジックが見事 ネコパンチの大逃亡劇を描き出して見せたのでした。 江田騎手には秘策が有ったのです。 3月25日記事ではレース詳細は扱いませんでしたので此処にその全貌を紹介しましょう。

日経賞は江田騎手のお得意とする中山競馬場で芝2500メートルで施行されます。 1番人気は14戦して7勝、勝率5割を誇るルーラーシップ、 2番人気武豊騎手騎乗のウインバリアシオンです。 対するネコパンチは過去3戦して結果無し… 14頭立ての12番人気はオッズ単勝167倍でした。 良い処なく燻っていた馬に可能性を見出していたのは 勝負師江田照夫騎手、このレースにて全て計算づくの大勝負を仕掛けたのです。

スタート直後から先頭に立ったネコパンチは飛ばしに飛ばして そのペースは誰の目にもヤケクソにしか見えないものでした。 何と序盤で他馬に15馬身以上もの大差をつけたのです。 他馬は当然の如く孰れスタミナが切れて沈むものと思い込んでいました。

しかしレース中盤こっそりと江田騎手は仕掛けます。 ネコパンチへの鞭を緩め省エネモードに入ったのです。 差は10馬身ほどに縮まるも他馬はまるでネコパンチを無視しているので誰も怪しむ者は居ません。

しかしレース終盤他馬がおや?っと首を捻る頃には時既に遅し、 必死になって鞭を入れるもどうやってもネコパンチに届きません。 此処は中山、誰よりも江田騎手が知悉している競馬場、 ここにも一つ江田マジックが仕掛けられていました。

このレース前には雨が降っていました。 そのお陰でコースは泥濘状態、 結果、後続馬は脚を取られて思うようにペースが上がらなかったのでした。 それを計算に入れてのネコパンチの先行だったのです。 そしてネコパンチは3馬身半差を付け 余裕の勝利を飾ったのでした。

かたむき通信3月25日の記事にはYouTube 2012 日経賞 ネコパンチ 江田照男騎手 「にゃー」 へのリンクを貼り置き、それはレース後のインタビューで江田騎手が猫ひろしばりの にゃー を披露してくれたシーンなのですがこのような人懐こい人柄も 番組では秘書役の夏目三久さんに依って紹介されたようですね。 江田騎手には今後も頑張って貰い、 もっともっと万馬券を演出して欲しいものです。

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