改めて危険性が浮き彫りになった牛レバー生食より馬レバ刺しが来ている

牛のレバーの生食は食中毒の危険性が高いとして 販売業者に禁止の通達がなされたのはかたむき通信にも2012年6月13日に レバ刺しは食べられなくなる~生レバーのO157問題で厚労省が販売禁止通達【追記:駆込み?食中毒発生】 としてお知らせ、粛々と2012年今月7月の1日には施行と相成りました。

しかし余程牛レバ刺しに未練があったのでしょう、 それでは違法となる前にと全国で駆け込み需要が起こったのですが、 これに因って改めて牛レバーの生食の危険性を喚起する結果を齎しました。 朝日新聞が本日2012年7月20日 生レバー駆け込み、食中毒11件 3日間で1年分超える (2019年6月7日現在記事削除確認)として伝える処です。

記事に依れば厚生労働省のまとめで 禁止日7月1日の直前の3日間に牛レバ刺しを駆け込みで食べた人達に限った際にも 全国で11件もの食中毒が発生していたのです。 通常は年間を通しても9件と言いますから これを3日で上回る事案の発生件数は異常と謂わざるを得ません。 なお11件の事案で食中毒発症は54人にも上ります。

駆け込み需要については上に記したかたむき通信6月13日の記事にも追記として、 また2012年7月6日には レバ刺し駆け込み需要と食中毒と自己責任とハイスキー食品工業マンナンレバー にも記した処です。 さてこの後者7月6日に記した内に牛レバ刺しの代替案として掲げたのが蒟蒻の成分を利用した ハイスキー食品工業株式会社 の提供する マンナンレバーこんにゃく でした。

さてさて、牛レバ刺しの代替案に関してはこれだけではありません。 どうしても獣肉が宜しかろう、と言う向きには 馬レバ刺し と言う手が残されています。 馬肉は サクラ肉 と言う別称を持つほどに一般に食されますから そのレバーも食されても不思議ではなく、 牛も午も似たような字でその相違は角の有無だけですから このレバ刺しを牛のものに替えて食そうと言う寸法です。

そして早速の実践をページにまとめたものがWeb上に用意されていました。 デイリーポータルZの2012年7月14日の記事 馬レバ刺しは牛レバ刺しの代わりになるのか です。 記事では東京は高田馬場と横浜の2店、計3店に実際に出向いて馬レバ刺しに限って注文、 食した上でのレポートとなっています。

牛レバ刺しが大好きな記者氏の言では、 馬レバ刺しは食感など若干の違いはあるものの充分に代用が効くものとし、 読者諸氏に積極的に 美味しい馬レバ刺し を薦めて迄います。

但し馬のレバーは牛よりは量が取れず、 その上馬レバ刺しが人気となってしまえば これまた記者氏の懸念する処の些かレバ刺しが縁遠くなるのも道理で、 実は既に注文も増え始めているのだとか。 なかなか難しいものですね。

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