天国じじい~イモトアヤコさんの登頂プロジェクトに新キャラ誕生

国営放送の看板足る大河ドラマや、 大家族のドラマ風ドキュメンタリーで一世を風靡した感のある痛快!ビッグダディでさえ 視聴率に於いて退ける人気振りをかたむき通信にも1年半程以前にお伝えもし 〔K1〕 其の人気未だ衰えず返って高まるばかりの日本テレビの超人気番組 世界の果てまでイッテQ! の2014年1月5日放送分は明けて初回となる其の新年早々第一発目が 珍獣ハンターイモトワールドツアー in カザフスタン とイモトさんのコーナーだったのですから人気番組中にも取り分け其の期待度と人気の高さが窺われます。

Pentecost 02 ~ The Holy Spirit

ただいつもいつもそうは上手く事の運ばないもので 未知の国カザフスタンでは些か収穫に欠けたイモトさんですが、 矢張り其の世間の注目の集まるのは愈々エベレスト、今年2014年最大の目標はそう、 世界最高峰エベレスト登頂 にあり、珍獣ハンターコーナーに引き続きお笑いドキュメンタリー足る イッテQ登山部 の現在の経過が報告され、そして其処に新たな人気爆発の予感される 衝撃的なニューキャラクターが登場したのでした。 其の名こそ 天国じじい と称します。

誰を隠そう其のニューキャラクターのモデルはお馴染みイッテQ登山部顧問の 貫田宗男 さんにて、誕生はかたむき通信にも伝えたイモトアヤコさん登山プロジェクトに於ける第5の山 マナスルManaslu〔KQ6〕 のキャンプ1に於いてでした。 天国です(ハート)天国 、 テントからちょこり顔を出しての此の超人発言でイモトさんを泣かせてしまった此のマナスルの回放送以来、 貫田顧問は登山界では天国じじいと呼ばれるようになったのだそうです。 以下にかたむき通信マナスルの当該場面を引用しましょう。

日が落ちれば気温はマイナス10℃と云う厳寒の中、 取材道々テントを回る石崎Dが偶々テントから顔を出していた顧問の貫田さんに寒いですね、 と声を掛ければ、不思議そうに、え?と首を傾げて、 暖かいですよ、天国ですよ(ハート)と莞爾たりと答えます。 其の足で石崎Dが横のイモトさんのテントにオヤツを持って尋ねれば、 寒いよ!とイモトさんの顔が強張っています。 今テントの中で一人で寝袋に入っていたらなんか泣きそうになってきて… と涙が溢れ出すのを見た、石崎Dは持参のポテトチップを差し出して優しく食べな、食べな、と促せば ペキ、パリ、と少しづつ齧りながら、 ただ横で天国だった言っているジジイがいて …何言ってんだこのジジイは 頭おかしいんじゃねーか、あのジジイは(怒) ここが天国なわけねーじゃん、と思ってイヤんなってきたよ! と泣きじゃくりながら訴えた様子にテントから幸せそうに首を出す貫田さんの映像がオーバーラップして スタジオは大爆笑に包まれたのでした。

一般視聴者にもインパクトの有った此のシーンは登山界関係諸氏の琴線にも触れたようです。

さてお笑いドキュメンタリー足れば爆笑キャラクターに笑いを誘われるばかりでなく、 新年に当たっては世界最高峰に挑むチャレンジには大きな危険も伴うのですから 登山部顧問の天国じじい貫田さんとの真剣なミーティングも設定されました。 前回の山、此れもデスゾーンを擁す標高8,163mの世界8位の高峰マナスルと エベレストの絶対的違いを問うイモトさんに顧問が答えたのは 絶対高度 でした。 8,000mちょいの山と8,848mでは最後の700mが全然違い、 700mと言うのは相当大きいとの明言にイモトさんの顔が軽く歪みます。

其処で今回のミーティングではマナスルで浮き彫りになったイモトさんの最大の弱点、 精神面の脆さを克服する為に貫田さんが2つの特別メニューを用意しているのを伝えたのでした。 先ずはイモトさんが予てより抱いている自身のモチベーションへの懸念を解消すべく 用意された特別メニューがまた驚くべき人物のカウンセラーとしての登場でした。 イモトさんの対談相手の人物を尋ねるに答えた貫田さんの口から発せられたのは 山の神様 でした。 此れを聞いただけで既に其の人物の思い当たったイモトさんは飛び上がらんばかりに驚きます。 そうです。 御年81歳、去年2013年5月80歳で3度目のエベレスト登頂にして世界最高齢の登頂記録を樹立を果たした日本が世界に誇る登山家 三浦雄一郎 さんとの対談が悩めるイモトさんの気持ちを高めるに用意された秘策だったのです。

奇しくも第1の山 キリマンジャロKilimanjaro〔KQ1〕 のアタック2日目にイモトさんは何故此の様な厳しい登山プロジェクトに挑むかが垣間見える述懐がされていました。 ネタも土台もない孰れ消える芸人としての自らの運命を思っていたのです。 芸人としての非力さを身体を張ってカバーしているイモトさんの厳しい登山へのチャレンジであったのでした。

そんなイモトさんが今登山に挑戦し、そして世界最高峰登頂を目指すのは、 偏に芸人として、タレントとして、演者として、 お茶の間の皆さんに普通では味わえない絶景を届けたいと思うからなのでした。 此れはイモトさんのタレントとしてのスタートである珍獣ハンターからの変わらぬ初志でもあります。 イモトさんは山の神様に問い掛けるのです、 自分はイッテQ登山部を始める前は全く経験がなく、 どちらかと言えば純粋に山に取り憑かれて登ってると言うよりは、 イッテQ登山部で視聴者の方々に天辺からの景色をお伝えすると言う、 使命感のようなそういうものだけで遣っている処があるが…と。 神様は間髪入れず答えます、 そのままでいいんじゃないですか と。 三浦さん自身も実は65歳の時チャレンジを思い立ったのは 其の頃メタボで酷い状態で階段を上るにも息切らし、余命3年と言われたくらいの状況を改善する、 エベレストへ行ってメタボを治そう、と聞く人が聞けば怒り出しそうな実に卑近な理由であったと話します。

此のカウンセリングの如き対談のセッティングからは イッテQスタッフが兎にも角にもイモトさんの気持ちを第1に考えているのが伝わってくるかのようです。 イモトさんの挑戦を讃える声も多いものの僅かながら批判的な声が有るのも事実ですし、 そうした意見も耳にはどうしても入るでしょう。 曰く登山を舐めている、であり、金で登山を買う、などと言う言説には多少とも心を迷わさざるを得ないものだと思います。 縦しんばそうでなくとも内なる声に自省せざるを得ない心持ちになっているのかも知れません。 其のイモトさんの気持ちを心配するスタッフに取って 山の神様は尤も有り難い言葉を掛けてくれたのです、そのまま登って宜しい、と。

終始ニコニコと穏やかに微笑みながら対談に応じた三浦神様にイモトさんが最初に尋ねたのが イッテQ登山部を知っているか如何か、と言う質問でしたが、 此処でも嬉しい回答をイモトさん並びにスタッフ一同は得られました。 即ち、 よく知っているし番組よく見てます と世界中の登山家が敬愛して已まない神様は答えたのですから驚きです。 此の子供達に大人気の珍獣ハンターは登山に及んで一般視聴者のみならず 登山家中の登山家からも熱視線を受けていたのが判明したのでした。

こんな嬉しさに満ちた対談も其の和やかさの中には或る種物騒な遣り取りもあったのは お笑いドキュメンタリーの面目躍如、 寒暖差の激しさ、然れども景色の素晴らしさ、達成感、感動などに神様が一頻り触れた後、 イモトさんの登山中には何を考えているのか、と言う問いに神様は クレバスなら、何とかバランス取って落ちないように、と宣われた迄は良かったのですが、 でも僕はこういう処、好きなもんだから、との転調に感動頻りだったイモトさんに一般人の感覚が蘇り はい? と表情も素に戻れば、 好きなんですよ、こういう処が 、と神様が続ければ こういうとこ好き?え? と更に疑問符が重なるイモトさんへ追い打ちを掛ける様に神様が ワクワクしてね と遂に常軌を逸した言及に え? とイモトさんの疑問符は最大級に膨らんだ時、神様はニコニコして、 落ちたら死んじゃうけどね と膨らんだ疑問符を弾けさせ、話を落とす積もりもなく落としてみせたのでした。 素に戻されたイモトさんは ふへぇっへぇへふへへへへ?!?!? と最早意味不明な言語を発せば更に 全部ね、遊園地のゲームだと思って楽しみゃ良いんですよ と莞爾足りて畳み込む神様に いゃいゃいゃ、ぢゃなくて と慌てふためくイモトさんに心の底からの嬉しさを表に出して、 こんな贅沢な遊園地無いですよ、世界中、地球上で! と一般人からは素っ頓狂にしか思えぬ結論を導き出した神様です。 此れ即ち山の神様も天国じじいの属性を貫田顧問に劣らず強く持っていることが判明、 矢張り超人振りを発揮して見せる山男中の山男なのでした、と言う考えてみれば尤もな顛末、 山の神様も天国じじいの一味なのでしたとさ。

兎も角も神様から登山の際のモチベーションへのお墨付きに加えて登る勇気をたっぷり貰って対談を終えたイモトさんは、 正直な話、貫田顧問と話している時よりはスッキリした、と述べればスタッフが丁度良しとばかりに、 じゃ行きましょう、と促したのが天国じじいが用意した特別メニューの2つ目、 ヨガ でした。 はぁ?ヨガ?と抜き打ちされた心地のイモトさんに スタッフが貫田さんがヨガスタジオにいる、と言えばイモトさん、 いるの?じゃ次、天国じじいに会うんですね と何処迄も天国じじいに囲まれる生活からは逃れられないようです。 ヘアバンドの似合う天国じじいとイモトさんが仲良くヨガ教室でレッスンすれば、 世界最高峰エベレストへの挑戦迄、後3箇月となったのです。

イモトさんの果敢な挑戦のモチベーションの源泉は珍獣ハンターの初志にこそ有ると言っても良いでしょう、 其の珍獣ハンターイモトさんの生みの親とも言うべきなのは レポーターとしての珍獣ハンターの座を射止めたビーチフラッグレースの勝利の際 スターターを務めたウッチャンがスタジオで2箇月掛かりとなる世界最高峰登山に 凄いな、お前ハリウッドスターみたいなスケジュールの抑え方されて、 と発言して誘われた場内の笑いに乗じ 天国じじいとか山の神様とかお前ドラゴンボールみたい と爆笑の渦を起こします。 最早イッテQの強力なメンバーを押し退けそうな勢いを持ったニューキャラクター、天国じじい。

玩具メーカーの方! テントから出した頭を叩けば 天国、天国 って発声する玩具を売り出せば必ずやヒット間違いなし!

使用写真
  1. Pentecost 02 ~ The Holy Spirit( photo credit: Waiting For The Word via Flickr cc
かたむき通信参照記事(K)
  1. 世界の果てまでイッテQ!視聴率強し、痛快!ビッグダディもNHK大河ドラマ梃入れも退ける(2012年5月7日)
世界の果てまでイッテQ!登頂プロジェクトシリーズ(KQ)
  1. キリマンジャロ(Kilimanjaro)(2012年10月3日)
  2. モンブラン(Mont Blanc)(2012年10月7日)
  3. アコンカグア(Acon Cafua)(2012年10月28日)
  4. マッターホルン(Matterhorn)(2012年11月17日)
  5. 槍穂高縦走(夏山合宿)祝角谷師匠復活(2013年9月29日)
  6. マナスル(Manaslu)(2013年11月13日)
  7. 天国じじい(2014年1月8日)
  8. キナバル(Kinabalu)(2014年3月27日)
  9. マッキンリー(McKinley)デナリ(Denali)(2015年9月4日)
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