Facebookの独自スマートフォン開発の可能性を考える

何かと話題に欠かないFacebookですから かたむき通信で取り扱うことも多くなります。 凡そビジネスをカテゴリーとしてきましたが、 此処迄取り上げればもう Facebook カテゴリーを拵えてしまっても好いでしょう。 そしてまた今回、新たな話題を提供してくれそうなのは Facebook独自のスマートフォンの開発についてです。

この情報は The New York Times に依って2012年5月27日齎されました。 日本ではこれを

などが2012年5月28日に伝えてくれています。

情報は極々秘密裏にリクルートサイトをも経由せず、 Facebook社はスマートフォンのエキスパート人材の確保に動いていると言うことで、 更に驚くべきはアップル社でiPhoneやiPadを担当した人材を 既に都合7人も雇用していると言うのです。

記事は前々からFacebook社は自社製スマホに色気を見せていたが上手くことが運ばなかった経緯を記載しています。 また当件についてFacebook社に問い合わせても歯切れの良い返事は得られなかったようです。

かたむき通信に扱ったいくつかの記事からはどう考えられるでしょうか?

先ずはFacebook社に最も大きい変化は2012年5月19日の FacebookがGoogle超え上場、時価総額9.1兆円~問われる市場調達資金の使い道 での上場でしょう。 これに依り得た巨額の資金を株主の納得行くように使う必要があります。 此処に於いてそれがスマートフォンの開発であることは実に首肯せしめられる処ではないでしょうか?

次に2012年5月17日の Facebookのインスタグラム買収に続き楽天がPinterestに40億円出資~写真共有サービスが熱い! にはFacebook社はメインの扱いではありませんが、 Instagram(インスタグラム) を10億ドルで買収した話題に触れました。 この時はSNSに写真アプリは必須のものと考えましたが、さて、 スマートフォンに今やカメラは必須です。 なれば自社スマートフォンに搭載する写真アプリで差別化を図らんとする戦略も有る気がします。 そうとなればTechCrunchの2012年5月25日の記事 Facebook、Instagram風のiOSカメラアプリをリリース―フィルタ、共有などフル機能 などで報じられたiOS用のアプリも自社製スマホのカメラの可能性のテストとして 大いに意味深なものに感じられて来るではありませんか?

最後に2012年5月26日の FacebookがOperaを買収してブラウザ戦争参入か? です。 これ以上自社製スマートフォンの可能性について意味深な情報もないかも知れません。 若しかしたらスマホの為のブラウザ買収ではないか?と言う気さえして来ます。 自社製スマートフォンに自社製ブラウザ、 大きな可能性を感じさせられる処です。

以上、立ち上げよりかたむき通信の日の浅いことにて頃日の記事に限られますが、 それでも3つの可能性を持つ記事を挙げればFacebook社製スマートフォンに符合する情報として それはまるでパズルの残りのピースが一つ一つ、ピタリと嵌っていくような感さえ有りました。 読者諸氏は如何感じられたでしょうか?

COMPUTERWORLD記事ではGoogle社のMotorola Mobility買収完了にも触れ、 モバイル市場に対するIT業界全体の積極性が示されますが、 マイクロソフト社のWindows Phoneも有りますし、 愈々スマートフォンは百花繚乱の様相を呈して来ました。

さて、もしFacebook製のスマートフォンが世に出たら それは何と命名されるのでしょうか。 故スティーブ・ジョブズ氏をメンターと仰ぐマーク・ザッカーバーグ氏のことですから fPhone …は無いですか。

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