カーナビゲーションは一昔前にはけっこうなお値段がしたものでしたし、 どんな車にも搭載出来るものではなかったような気がします。 ところが今やカーナビと略し称されて親しまれ、 性能も格段に向上したにも関わらず値段はお手頃なものとなってきて 大抵の車には標準搭載されるようになりました。
しかし同時にパソコンの世界から恐るべき侵略を受けているようです。 カーナビも道案内に特化してはいますが基本的にはコンピュータですから無理もありません。 パソコンの世界ではモバイル化が喧しく 中にも去年2011年はスマートフォン元年として 広くスマホが人々の間に普及し始めました。 そしてこれら小型のコンピュータは高性能でありながら 大凡GPSまで積んでいてアプリなども出揃い充分ナビゲーションツールとして使えるのです。
そしてiPadの台頭です。 スマートフォンとパソコンの間を埋めるこのアップル社の製品は 一昨年の発売から人々に広く受け入れられ 持ち運び用のモバイル端末としての地位を確立しました。 中にはこれをカーナビとして利用する方も出始めたのです。
そんな厳しい状況の中、 最早カーナビも従来通りやっていては生き抜いてはいけないことは自明です。 この状況を打ち破るかの如く登場したのが エヴァナビ です。
エヴァナビとは正式名称を エヴァンゲリオンポータブルナビ といい、価格は税込みで39,800円になります。
カーナビとは言え面倒臭い取り付け工事を必要としないポータブル型で 持ち運びが可能で使用するときには自動車には装着するタイプですね。 地図データはナビの地図最大手ゼンリンの最新版を搭載しており、 ナビだけでなくワンセグのテレビ視聴から録画、音楽・動画・写真再生など 1台で6役をこなしますが先ずは通常の機能と言えるでしょう。 勿論売りは其処ではないのですから。
エヴァンゲリオンを名乗るだけあってその拘りは尋常ではありません。 何しろ1995年のテレビアニメ放送以来コアなファンを獲得し続けてきた 同アニメ名を冠するとあっては中途半端は許されないのでしょう。 関連グッズの種類は軽く1万点を超えると言いますから 其の中に後発としてアイテムを送り込むには其れ相応の覚悟もあったのでしょう。
エヴァナビの販売は放送局の日テレが スペシャルサイトを作成して行っています。 局を挙げての推進ですね、とても力が入っています。 そのスペシャルサイトが エヴァンゲリオンポータブルナビ [エヴァナビ] - エヴァンゲリオン特集｜日テレ （2019年1月18日現在サイトメンテナンスの理由で他ページにリダイレクトされる状況を確認） になります。 ここにエヴァナビでフィーチャーされているスペックが記されていますので それを参考に下に列挙してみましょう。
ファンには堪らなし仕様になっているのじゃないでしょうか？ フォントもアニメ其の儘、 カーナビ画面にはアニメキャラクターが動き回り、 オマケに声優陣は本物です。 その他にも注文すれば漏れなく EVANGELION STORE TOKYO-01フライヤー 及び 日テレ限定：クリアファイル が付いて来るという大盤振る舞いです。 何だか カーナビ機能も充実 のフレーズは取ってつけたおまけで空しく響くのは気の所為？
なお、エヴァンゲリオンに於いては 映画新シリーズは2007年に第1作 ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序 が、2010年には第2作 ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破 が公開されており、愈々今秋、2012年秋には待望の第3作目 ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q が公開されるとのこと、 このエヴァナビでドライブインシアターで観賞出来れば ファンに取っては最高の時を過ごせるかも知れません。
