鱧と言う魚は非常に生命力が強いのだそうです。 見た目は鰻のような細長い身体をしていますが 口が大きく裂けて捕らえた猟師さんの指を噛む(食む:ハム)が 転じてハモと発音されるのだそうです。
沿岸部で漁獲されるとは言え海で獲れる肴なのですが、 京料理の素材として有名です。 夏の京都には欠かせない高級食材です。
何故山の中の盆地の京都の名物料理となりうるのか? と言えばその生命力に由来します。 その昔、今のように冷蔵、冷蔵技術の発達していなかった頃、 海で獲れた魚を京の都にまで運ぶには大抵が腐ってしまうのは当たり前で、 そんな中、生きたまま京都まで運ばれるほどの生命力を持った 鱧が重宝され、名物料理へと発展したのでした。
そのような状況にある京都ですから驚きを以て迎えられたのが 本日2012年3月14日にオープンした 京都水族館 です。
これを伝える本日2012年3月14日付のニュースに、 以下列挙する処の数々のメディアの情報ページがあります。 (2018年12月27日現在、大手メディアのニュースサイトでは紹介したページが軒並み削除されていましたので 新たにサイト 京都旅屋 の情報へのリンクを追加しました。)
此れ等の一様に伝える処は 内陸立地としては国内最大級 と言うものですね。 早速出掛けられた方などのブログ記事も既にネットには散見でき、 皆さん京都と言う海から隔絶した地に巨大な水族館が出現したことに 驚きを隠せないようです。
今昔似たもの鱧料理と京都水族館、と言えるのかも知れませんね。 水族館をたっぷり楽しんだ後で鱧料理に舌鼓を打つ、 などと言う京都観光コースもこれからは人気となるかも?
使用写真- 京都水族館( photo credit: m-louis .® via Flickr cc)