iPhoneやiPadが優れたガジェットであるのは論を俟ちませんが、 ことお絵描きに用いるとなると些か使いにくい面も出て来るようです。 この方面に大きなアドバンテージを有しているのがサムソン社の GALAXY Note であり、その最新モデル GALAXY Note II は既にIFA2012に公開[K1] されました。
日本ではNTTドコモが今月2012年10月11日に開催予定の 2012年冬モデル 新商品・新サービス発表会 (2019年11月11日現在記事削除確認)正式に公開するとしています。 ドコモでの型番は SC-02E となるようです。 この発表会についてはUstreamでの中継も予定されており NTTドコモ公式チャンネル での生中継が明後日2012年10月11日の正午から予定されています。 発表会に続けては最速情報として遠藤論さんと石田紗英子さんが新商品のレビューを 届ける予定となっていますので、 そこでGALAXY Note IIが扱われるかも知れません。
また既に CEATEC JAPAN 2012 ではNTTドコモブースに実物が既に10月2日より10月6日迄展示[※1] されました。 日本での実物は公式には初お披露目となりましたが、 待ち切れない方は既に会場まで足を運んだでしょうか。 現物を撮影しYouTubeに共有されてもいますので下に埋め込みましょう。
さてこのGALAXY Note IIは実は世界では9月末から発売されている国もあるのでした。 LTE版と3G版が発売されているのですが、 この内香港に於ける3G版の実機を入手した上で週アス+上で 山根康宏 氏文責のレポートが配信[※2] されています。 気になるディスプレイや機体色にサイズ、ホールド感などがレポートされていますが、 矢張り冒頭に記したようにお絵描きガジェットに重きを置けば、 エスペン に注目せざるを得ないでしょう。
GALAXY NOTEシリーズでは最大の特徴としてタッチパネルに
電磁誘導方式
を採用[K2]
しています。
多くがiPhoneと同様
静電容量方式
いる中のこの入力精度の高い方式の採用がNOTEシリーズをして
グラフィッカー御用達マシンとなさしめています。
その方式に於ける入力デバイスが
先ずその形状は太くなりました。 そして断面はかまぼこ形状とされ握り易くなったと感じるそうです。 またペンボタンも大きくなって滑り止め処理が施されます。 特にグラフィッカーの入力デバイスへの拘りは大きいものですから 相当にフィードバックを得るべく尽力したのではないでしょうか。
かたむき通信にはIFA2012の記事[K1] でも扱いましたが、山根氏の記事でも エアビュー機能 は力の入ったものとなっており写真入で様子が覗えるのは嬉しい処です。
エアビュー機能とは謂わばホバー感知機能で パネルにタッチしないでも近付いた時点でエスペンをスマートフォン端末が認識する機能です。 それがどのように実現されているのかが今回明らかにされ、 機能が働いていることを ポインター なる光の点が画面上に現れることで知らせるものだと分かります。 なる程これでしたらパソコンのマウスカーソルでは可能であるにも関わらず スマートフォンでは実現が難しかったオンマウス機能が利用出来ることになります。 これはiPhoneに比して一歩先んじる部分となるかも知れません。
ペンジェスチャーを利用した クイックコマンド 機能もかなり練り込まれている様子が覗えます。 本体からエスペンを抜くと同時にに何某かのアプリを起動させたりも出来、 収納し忘れをアラーム警告する エスペンキーパー 機能などは嬉しいと言うよりは必須のものかも知れません。 これらは本体から様々設定が可能とされています。
更にはエスペン自体の性能もアップしておりNOTE無印では 128段階だった筆圧感度も1024段階へと大幅に向上しました。 これにより書き心地は実にスムーズであるのがレポートに知らされますし、 ワコム社のタブレット製品を古くから愛用するグラフィッカーならば 覚えのある嬉しい機能アップではないでしょうか。
このNOTEシリーズに於いて重要な役割を持つエスペンとの連携アプリも 相当練り込まれているのもレポートには垣間見え頼もしい限りですし、 孰れサードバーティからもエスペンの性能を活かしたアプリが提供されるのは間違いありません。
先ずは明後日のNTTドコモの 2012年冬モデル 新商品・新サービス発表会 が楽しみな処です。
追記(2018年4月4日)
2012年9月1日配信の記事 グラフィッカー待望のGALAXY Note II 遂に独国IFA2012に登場! に Galaxy Note8に至る歴史 を追記しました。
かたむき通信参照記事(K)- グラフィッカー待望のGALAXY Note II 遂に独国IFA2012に登場!(2012年9月1日)
- タッチパネルに於ける静電容量方式と電磁誘導方式の違い~ワコムCintiqとGalaxy Note(SC-05D)(2012年7月15日)
- CEATECでドコモが冬モデルのスマートフォン4機種を先行展示(日経BP/ITpro:2012年10月2日)
- GALAXY Note II海外版レビュー 〜大画面化&S Penが進化(週アス+:2012年10月5日)