MOTO360の売り切れとAndroid Wearのアップデート

若し MOTO 360 を手に入れたいと考えていたんなら、 ご免ね、もう手遅れだ …とTwitterアカウント @engadget につぶやかれ、 SOLD OUT と赤文字の上書きされた写真が添えられたのは日本時間で本日未明の3時頃、 此処に記載のリンクは昨日2014年9月5日にかたむき通信に配信した記事 IFA2014開催期間中新スマートウォッチ続々登場 の末尾に近くMOTO360発売の旨の伝えられたとした記事のリンク其の物でした。 当該記事[※1] には米国東部時間に於いて本日正午を以て発売とありますから発売開始から僅か半日余りで売り切れの報が飛んだ勘定になります。

モトローラ社製スマートウォッチ MOTO360は基本ソフトウェアに Android Wear が採用されています。 其の名が示す如くGoogle社がスマートフォン用に開発した基本ソフトウェアである Android を基にウェアラブルコンピュータ、主には腕時計型デバイスに向けて改変された基本ソフトウェアで 此れを用いればAndroidスマートフォンと相性も良い上、従来よりコストを抑えた上で高機能なスマートウォッチの生産が可能となります。

既に此の基本ソフトウェアを搭載したスマートウォッチはLG社から G Watch がSamsung社からは Gear Live が提供されていますがGoogle傘下のモトローラ社製とあっては基準機足る位置が与えられ、 なお初の腕時計に於いて伝統的な丸形ケースのデザインが相俟って半年程以前の発表時から前評判も高い物となっていました。 因みにかたむき通信に伝えたプレIFA2014発表のLG社製 G Watch R[K1] はMOTO360の影響下にあるのかも知れません。 今年2014年第4四半期発売予定であればMOTO360の良きライバルとして スマートウォッチのデザイン性を揶揄したSwatchの憂鬱[K2] をなお深刻足らしめる可能性も有り哉無し哉。

MOTO360に関してはEngadget以外にも大手オンラインメディアが挙って取り上げていますので以下に列挙しておきましょう。 配信日は孰れも2014年9月5日となっています。

更には本日既にMOTO360を入手し得たのかC-NETの配信する記事[※2] ではAndroid Wearたる其の機能を堪能している様が見て取れる中に 腕時計機能のダイヤル表示の切替方法について言及し サードパーティー製のダイヤル表示の登場を待望しているのは興味深くもあります。

Moto 360 smartwatch

斯様に注目すべき腕時計型ウェアラブルコンピュータデバイス向け基本ソフトウェアの Android Wearは今年2014年3月18日に世に送り出された後も意欲的に開発が継続され Android Wearチーム・ディレクターの David Singleton 氏の弁として幾つかのアップデートが近い内になされるだろう旨、示唆[※3] されています。 サードパーティー製ダイヤルデザインのダウンロード機能も其の一つで 上のC-NETのレビュー記事は此れを意図したものと言えるでしょう。 他にもSingleton氏はGPS機能、Bluetoothヘッドセットとの連携機能などを挙げています。 此の報を受けて他オンラインメディアからも記事[※4] が配信されています。

更にはIFA2014開催で注目度も向上したAndroid Wearについては 飽く迄も噂に過ぎくはありますが愈々初のメジャー・アップデートが近付いているとの報[※5] も齎されました。 Android Policeに依ればAndroid Wear 2.0 が来月2014年10月15日にも公開されると言うのです。 例に依って呼応する如く記事が[※6・7] 配信されるもののSingleton氏の弁を大きく超える情報は無く被る処も多く 其の匿名とされるニュースソースに疑義は差し挟む迄もないものの 些か噂にしては妄想を掻き立てる迄もなく残念だと言えば不謹慎でしょうか。

ともあれ既にMOTO360の初期ロットを手に入れるのは難事となってしまいましたが、 今秋にはメタルバンドのロットが提供されるとも報じられていますので入手希望の向きには其れ迄 Android Wearなどのニュースを傍らに見ながら待たれるが宜しかるべしと思うものです。

追記 (2015年4月14日)
本記事配信より半年以上を経て入手の難しかったMOTO360も大分値が熟れて来たようであるのがEngadgetの配信記事[※8] に伺えます。 本記事に紹介した際は品切れを引き起こす人気でしたが製品が需要を満たすべく供給されても 200米ドルを超える値付けに踵を返す向きも多かったものの 漸く165米ドル辺り迄価格も下がり入手し易くなって来た旨伝えられ 更にはAmazonやebayなどでは少し高値ではあるものの180米ドル辺り、 本日2015年4月14日相場で日本円換算すあれば約2万千5百円辺りに落ち着いているものとされます。 但し本邦Amazonを右に見れば並行輸入品の Moto 360 Watch Android Wear に2万9千8百円の価格が掲げられますから米国並みで入手するのにはもう少し待たねばならないようです。

追記 (2018年3月18日)
Google社が自社の運営するブログの2018年3月15日の記事[※9]Android Wear の名称を Wear OS by Google に変更する旨、公表しました。 文責はGoogle社のウェアOSを統括するディレクター、 Dennis Troper 氏に依るものです。 英文ですが此れを受けてネットメディアの CNET Japan が2018年3月16日の日本語記事に大意を共有しており、 Googleが再考する機会となる旨の同僚記者の意見も述べています。 Google社の記事からは同社のウェアOSの専用サイトである Wear OS by Google Smartwatches にもリンクが貼られていますから、 未だティザーサイト的性格は否めないとは言え、 興味を持つ向きには参考になるでしょう。 Google社の此の決定は、 iPhoneと連携するApple Watchの好調が漏れ伝え聞かれる中で、 決して売れ行き芳しいとは言えないAndroidスマートウォッチ陣営に梃入れをする決意表明であるのかも知れません。

使用写真
  1. If you planned on ordering a Moto 360, you're too late. Sorry! http://t.co/5bBBuC3U7H http://t.co/ayQUC3ti39(Engadget on Twitter:2014年9月6日)
  2. Moto 360 smartwatch( photo credit: Chris F via Flickr cc
かたむき通信参照記事(K)
  1. スマートウォッチ勢の大攻勢〜LG G Watch R、Samsung Gear S、そしてiWatch(2014年8月29日)
  2. SWATCHの憂鬱~スマートウォッチショック(2014年8月27日)
参考URL(※)
  1. Moto 360 smartwatch on sale now for $250, metal bands coming this fall(Engadget:2014年9月5日)
  2. How to change watch faces on the Moto 360(CNET:2014年9月6日)
  3. Google's Android Wear team: We'll update early and often(CNET:2014年9月2日)
  4. Android Wear Is Getting GPS And The Ability To Talk To Other Bluetooth Accessories(TechCrunch:2014年9月2日)
  5. Source: Android Wear "2.0" Will Be Released On October 15th
  6. Android Wear 2.0 May Launch as Soon as Next Month(GIZMODE:2014年9月5日)
  7. Android Wear Will Soon Get Offline Music Playback, GPS Support And Downloadable Watch Faces(TechCrunch:2014年9月5日)
  8. Moto 360 drops to $165 on Google's store(Engadget:2015年4月14日)
  9. Android Wear, it’s time for a new name(Google:2018年3月15日)
  10. グーグル、「Android Wear」を「Wear OS by Google」に改称(CNET Japan:2018年3月16日)
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