SWATCHの憂鬱~スマートウォッチショック

携帯電話を全面タッチパネルを採用して再発明したiPhoneを以て 瞬く間に市場を抑えたのは故スティーブ・ジョブズ氏率いるアップル社でした。 以て世界はスマートフォンの時代へと大きく舵を切ったのです。 そして今又再発明されんとする機器があります。 腕時計です。 今やデジタルガジェットとしての腕時計は スマートウォッチ と一般に称され身に纏うコンピュータ、即ちウェアラブル・コンピュータの筆頭とも目されており、 かたむき通信に扱っただけでも大手に於いてはサムスン社の Galaxy Gear[K1] からベンチャーに於いてはファッショナブルな Ritot[K2] 迄、また既存の腕時計業界に於いてはデジタル腕時計の雄カシオ社が新アイテム GBA-400[K3] を以て新興スマートウォッチ勢への解答となしています。

Bundesplatz und schweizerische Nationalbank
Bundesplatz und schweizerische Nationalbank photo credit by fpm1979

此の如きスマートウォッチの次第に勢力を扶植する現況下にも隠然たる影響力を保っているのがアップル社です。 なんとなればかたむき通信にも列挙は躊躇われる程数多扱った iWatch と仮称されるスマートウォッチを世に問わんと準備のなされているとの噂が此処数年絶えないからです。 状況証拠にしろ同社が全世界的にiWatchを商標登録した旨[K4] 伝えられ、また フレキシブルディスプレイ 技術が関連特許として取得された旨[K5] 伝えられ、後者に関しては1年半余り経た2014年8月26日に於いても関連情報[※1] が伝えられもしています。

処で此の商標に遺憾の意を唱えているのがスイス腕時計界復興の立役者 Swatchスウォッチ 社です。 Swatch社は既にiswatchの商標で

  1. ISWATCH (SIK121D)
  2. ISWATCH (SURG101C)
なる製品を販売しており、余りにも商標の類似性が高過ぎると言う理由は成る程首肯し易くもあります。

未だ姿を見せぬも最早スマートウォッチの代表と目されるiWatchへのSwatch社の懸念はしかし商標の類似性のみにあらずして 実はスマートウォッチへの同社の対応が遅れている焦りからも生じているとも考えられるのでした。

Swatch社の此の大いなる憂鬱を裏付けるデータが掲載されている記事[※2] がウォール・ストリート・ジャーナルに2014年8月25日付けで配信されました。 記事に依れば150米ドルから300米ドルの値付けのされるスマートウォッチはSwatch社のエントリーレベルの商品の10%を、 又Swatchグループに所属する中位のブランド、例えば TissotティソMidoミドー の商品群の5%を2015年から2016年に掛けて奪うものとアナリストに依り分析、主張されています。 更には此の潮流にアップル社が加われば、 Swatch全体の売上げの30%迄に上るだろうと言うのですからSwatch社としては決して穏やかではありません、 最早クォーツショックならぬスマートウォッチショックと称しても良いくらいでしょう。

それでもSwatch社代表の Nickニック・ Hayekハイエック 氏の言は強気です。 曰く、スマートウォッチ勢はデザインに於いては優雅さに欠け、 持ち合わせた機能の使い勝手に於いてはUI足る画面が狭過ぎ、 又現行スマートウォッチ勢の特質たるフィットネス機能は直ぐにもSwatch社として対応可能なものだ、と言う訳です。 ただハイエック氏の主張は強がりに近いものであるのも同社関係者やアナリスト連に依れば確からしくあるのは否めません。

スマートウォッチ勢の攻勢の前にSwatch社のみならず Richemontリシュモン グループも LVMH(ルイ・ヴィトン) グループも株価を落としている中、既存の腕時計産業界は畢竟何某かの手を打たなければなりません。 ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を受けてSwatch社はスマートウォッチ事業に携わらざるを得ないだろうと主張する記事[※3] もあります。

スイス腕時計界を立て直したSwatch社とて機を見るに敏なのは確かで 実は2004年にはコンピュータ界の巨人マイクロソフト社と組んで Paparazzi なるスマートウォッチ[※4] を世に問うてもいました。 しかし決して成功とは言えない結果に終わった此の商品が同社へのトラウマとなってしまったかも知れません。 10年を経た此処に来てスマートウォッチに関して後手後手に廻ってしまっています。

果たして嘗てクォーツショックの中、機械式時計ならぬファッショナブルなSwatchを開発[K6] してスイス腕時計界を立て直した如く、今回も虎穴に入らずんば虎児を得ずの故事の通り 次第に自領域を蚕食するスマートウォッチ勢を刮目させる程のスマートウォッチの開発のなって 腕時計界に於ける中心地としての立場を守り抜けるのでしょうか。 先ずは来年2015年にも予定されると言うフィットネス機能を搭載し スマートウォッチへ一歩踏み込んだSwatchウォッチの登場が待たれます。

I'm not crazy photo credit by Eric Hunsaker
I'm not crazy photo credit by Eric Hunsaker

追記(2014年9月16日)

2014年9月9日カリフォルニア州クパチーノのフリントセンターにて愈々Apple社が従来スマートウォッチの本命足るべき噂の iWatch の正式名称を Apple Watch として発表しました。 此の発表の余韻も冷めやらぬ15日、オンラインメディアTechCrunchが Swatch Group Head Nicolas Hayek Jr. Is Putting Smartwatches In The "No Fly Zone"[※5] 、即ち Swatch社代表のニコラス・ハイエックJrはスマートウォッチを飛行禁止区域に配している なる本記事を鑑みた上ではなかなか刺激的な記事を John Biggs 氏の文責にて配信しました。 Biggs氏の情報源に依ればハイエック氏は断固としてSwatch社内に於けるスマートウォッチ探求を遠ざけていると言うのです。 Internet TimeSPOT などスマートウォッチの嚆矢とも言える数々の試みに挑戦しながらなお同社の 此の同分野への否定的な傾向には本記事にも挙げたマイクロソフト社との共同事業の失敗が大きく影響を与えているともします。 Swatchグループの主軸足りて以てグループ企業にも影響を与える訳ですが、 中には T-Touch[※6] の如きスマートウォッチを彷彿とさせる Tissotティソ なども含まれるのですから残念な状況でしょう。 Biggs氏は記事を結ぶに当たって当該情報提供者の此の如きハイエック氏は 市場の力学と気紛れに屢々足下を掬われるだろう旨の予言足るべき指摘を挙げているのも興味深く思われます。

追記(2015年1月22日)

スイスにブラックスワン[K7・8] が舞い降りました。 撒き餌放った格好となったのはスイス中央銀行、 2015年1月16日に突然1ユーロに対し1.2フランを上限とする2011年より継続されていた 無制限の為替介入からの撤退を発表したのでした。 既に当該事象の スイスフランショック と命名される処であるのは其の影響度の大きさを物語っています。

此れを以てなかなかに類を見ないほど急騰したスイスフラン相場に特に外国為替証拠金取引(margin Foreign eXchange trading)、 即ち外国の通貨売買で利益を狙う取引に主軸を置くFX投資家への影響は大きく 日本国内に限っても当該投資家の悲喜交々の声が聞こえてきます。 リーマンショック以来となる世界的な景気動向への悪影響の懸念される中、 勿論、当該国家スイス国民への影響は計り知れないものとなるのは論を俟ちません。 就中スイス産業の象徴とも言える腕時計界に於いては外貨獲得に大いにスイス国に貢献していたとなれば スイスフラン高を以て悪影響となるは日本に於ける円高が自動車産業界に打撃を与えるのと一般です。 スイス中央銀行の決定を受けた同日には惨状とも言うべき状況をスイス時計界の中心人物足るSwatch社CEO Nickニック・ Hayekハイエック 氏の電子メールに依るとされる直接の声の記載される記事[※7] も配信されました。 曰く Words fail me, Today's SNB action is a tsunami; for the export industry and for tourism, and finally for the entire country. 絶句だ、 今日のスイス国立銀行の振る舞いは津波だ、 輸出産業に取って、観光業界に取って、延いては全スイスに取っての、 と呻き声とも取れる言が伝えられます。 スイスの代表的企業である Nestléネスレ S.A.や Holcimホルシム Ltd.と共に 腕時計3大グループの一つ Richemontリシュモン S.A. の名も上がり其の市場価値が取り沙汰されてもいます。 本邦にも円高を鑑みればスイス国民には悪いばかりでもないでしょう今回のスイスフランショックはしかし スイス腕時計産業界に取っては弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、 本記事に記したスマートウォッチショックに加えた2つのショックの重なる大いなる試練を乗り越えるに どのような対応の図られるかが注目されます。

追記(2015年2月6日)

此処に来てSwatchグループ代表自ら公式に発表がなされるとは予想外の事態にて腕時計界には激震が走ります、 否、激震に揺さぶられて立ち上がらざるを得なくなったと言えるかも知れません。 近年懐疑的な印象を語るばかりだった思惑通り行かぬ過去を持つスマートウォッチ分野に於いてBloombergのインタビューを元にした記事[※8] に依れば Nickニック・ Hayekハイエック 氏は自身の口から来る3ヶ月以内に Swatch Smartwatch の販売を開始する旨語られたと伝えています。 此の報を受けて他メディアも 時は来た[※9] 、巻き戻された[※10] 、とばかりに其の衝撃を報ずるものです。

標的は明確にアップル社と公言されています。 だからこそ実物も見えない今の時期にして同社のスマートウォッチの先鞭を告げるApple Watch[K9] の販売開始と報じられた4月[K10] に照準を絞って直接槍を交えるべく発売時期が設定されたのでした。 従ってNFCを以て連携するとされるスマートフォンはAndroid端末及びWindows端末とも伝えられ iPhoneの名は出て来ずアップル社との対決姿勢が鮮明にされます。 決済に利用出来、驚くべきは無充電方式(won't have to be charged)であるとされる此の新アイテムに 望むらくは安易に基本ソフトウェアとしてAndroid Wear[K11] を採用しては欲しくない処でスマートウォッチ黎明期のスタートアップやカシオ社の例[K12] に習い吾人を驚かしめる独自の道を示して欲しく思います。

元来Swatchグループが不死鳥の如くスイス腕時計界を蘇らせたのも 唯に機械式高級腕時計の中に逃げ込んでしまったのではなく SEIKO社を尖兵とするクォーツショックに雄々しくも正面から立ち向かったからでした。 其の際に主軸となればこそ一プロダクトに過ぎないSwatchがグループ全体のブランドに冠されてもいるのです。 そして其の大事を成し遂げた亡き父親[K13] を息子が超えられるかどうかは此のスマートウォッチとの一戦に懸かっています。

追記(2015年3月14日)

愈々今月9日月曜日に開催されたSpring Forwardイベント[K14] にてApple Watchの正式発売が本邦では来る4月24日であると共に 機械式高級腕時計と直接対峙する200万円を超える商品を含む其々モデルの価格が発表されました。 折りしも同週木曜日にはSwatch社の通期決算報告にて Swatch Touch が代表ニック・ハイエック氏から発表された旨、ロイターの記事[※11] に配信される中に、我々は手に嵌めるミニ携帯電話を拵える積もりはない、との発言が引用され同時に 其れは余所でやるだろう、としますが此処数箇月に漏れ聞こえた氏の意気軒昂加減は幾分トーン・ダウンを免れないようです。 此の記事を受けCNETでも記事[※12] が配信され、Apple Payへの対抗か5月に発売されるのは非接触型の支払い機構を搭載した商品であるとされます。 腕時計業界に18%ものシェアを占める代表氏の、 我々は一般顧客向け電子機器企業ではない、との言は些か空しく響く気もしますが まだまだApple Watchの成功は約束された訳ではなくスマートウォッチ勢との闘争は始まったばかりにて Swatch社には既存業界の旗振り役として健闘を期待したくあります。

追記(2017年3月23日)

本ブログに2015年3月19日に配信した記事[K15] に2017年3月16日にブルームバーグが配信した記事[※13] を以て昨日2017年3月22日に追記したのはタグホイヤー・スマートウォッチのアップデートの順調なる旨の内容でしたが 記事の本筋足るは其れとは際立って対照的なスウォッチ社の総帥ハイエック氏の戦略にありました。 其の戦略こそアップル社のiOSやGoogleのAndroid OSに対抗する独自のスマートウォッチ用OSの開発を明らかにしたものです。 本記事の最初の配信2014年時及び追記の2015年時には今読み返しても幾分同氏の考えには迷いが感じられますがどうやら肚を決めたようです。 実際一定度の成功を収めたApple Watchと他スマートウォッチはスイス腕時計業界の比較的低廉な機種分野に打撃を与えているようで 何某かの対抗策は必須であるでしょう。 Apple Watchは一定の成功を収めたものの其れは完全なるものではないと世評はあるように思われますが 既存腕時計業界に取っては充分な脅威であり 延いてはスマートウォッチへの対応は必要不可欠であるとの業界の認識であるのが伺い知れます。 同記事ではLVMHグループのタグホイヤー社はGoogle、インテルとの協働を図り リシュモングループからはAndroid系スマートウォッチ Montblanc Summit が近く5月には発売されるともされており、 実は本日2017年3月23日にはブルームバーグが正しく当該機種発表の記事[※14] も配信しています。 ロイターが2017年3月16日に配信した記事では[※15] 更に突っ込んだ内容でハイエック氏の目論見が語られており 開発中のスマートウォッチOSは2018年にスウォッチグループの Tissot ブランドに包まれ世に送り出されるものとしています。

追記(2019年5月1日)

アップル社は恐らくは切望したであろう、 本ブログにも何度も其の名を以て情報を共有した処の iWatch の名称を捨て遂に Apple Watch として発売、既存腕時計産業界に大きな脅威となっているのは今や広く知られています。 既に其のApple Watchも4代の世代を重ねた今、 江戸の敵を長崎で討つ、でもないでしょうが、 スイス国に於いてスウォッチ社の広告に対して2017年4月に訴訟を起こしていました。 スウォッチ社が広告のキャッチコピーとして用いた Tick Different が自社の Think Different に酷似著しいとして知的財産権の侵害を訴えていたのでした。 Think Different、は追放されていたアップル社に1996年に復帰したスティーブ・ジョブズ氏が、 翌1997年に華々しく上げた反撃の狼煙であり、 以降アップル社は世界一の企業になる迄快進撃を続けますから、 アップル社に取っては一広告キャッチコピー以上の思い入れがあったでしょう。 しかし今回其の訴訟に於いてスイス国司法はスウォッチ社に軍配を上げた[※16] のでした。

Reading about Apple Watch with an Asus ZenWatch
Reading about Apple Watch with an Asus ZenWatch photo credit by mobilyazilar

スイス司法の判断の根拠となったのは、 アップル社のキャンペーンは前世紀の欧州には活発ではなく、 其のキャッチコピーも一般には周知されていない、というのが主たるものの様ですし、 他にもスウォッチ社の当該キャッチコピーに対しての周到な準備、根回しもあった様です。 考えてみれば米国でこそ有名な、Think Different、 も日本ではなかなか今はアップルユーザーでさえ余り知られる処ではない様です。 此れにてアップル社はスウォッチ社に知的財産権に連敗を重ねたのでしたが、 実は知的財産権争いに関してはスウォッチ社のみならず、 2012年にもスイス連邦鉄道にも煮え湯を飲まされていました。 1944年にデザインされた連邦鉄道の時計はスイスのどの駅にも見られる謂わばスイスデザインの象徴ともされるものですが、 日本人たる吾人が一見してさえ昭和19年、戦中のデザインとは思えないモダンな其れは、 今や普遍的を通り越して余りにも当たり前に思えるデザインで、 アップル社が自らの製品、iPadのフェースに採用する慧眼には恐れ入りますが、 若しかしたら其れはパブリックドメイン的なものでよもや知的財産権の発生しているものとは思い及ばなかったのかも知れません、 司法にデザイン使用差し止めの判断を下された[※17] のでした。

斯う見て来るとアップル社の知的財産権に於ける主張は、 GAFAの一角たりて我が世の春を謳歌する企業に敗北ばかり取り上げたがる各方面の思惑も無きにしも非ずとは言え、 欧州ではなかなか思う通りに展開のならない様です。

使用写真
  1. Bundesplatz und schweizerische Nationalbank( photo credit: fpm1979 via Flickr cc
  2. I'm not crazy( photo credit: Eric Hunsaker via Flickr cc
  3. Reading about Apple Watch with an Asus ZenWatch( photo credit: mobilyazilar via Flickr cc
かたむき通信参照記事(K)
  1. 腕時計型アンドロイドGalaxy Gearの発表とBluetooth SMART(2013年9月6日)
  2. Ritot~iWatchの影を薄れかねさせない未来型腕時計の登場(2014年7月23日)
  3. GBA-400~CASIOのスマートウォッチへの解答 (2014年8月2日)
  4. iWatchがアップルに依って漸次全世界的に商標登録され高まる期待(2013年7月4日)
  5. Appleの腕時計型コンピュータの特許取得で現実味を帯びるiWacth(2013年2月24日)
  6. Swatch(スウォッチ)の開発、誕生とアーンスト・トムケ氏とニコラス.G.ハイエック氏(2012年5月8日)
  7. まぐれ~書評前編~痛烈な皮肉と稀な事象(2013年6月3日)
  8. まぐれ~書評後編~免れ得ぬ吾人の性(2013年7月10日)
  9. ペット産業に最適化されるウェアラブル端末(2015年1月30日)
  10. Apple Watch正式発表~iWatch関連記事インデックス(2014年9月28日)
  11. MOTO360の売り切れとAndroid Wearのアップデート(2014年9月6日)
  12. GBA-400~CASIOのスマートウォッチへの解答(2014年8月2日)
  13. スイス時計救世主スウォッチグループの創設者ニコラス.G.ハイエク氏とは(2012年4月28日)
  14. Apple Watch登場前夜関係各界喧騒す(2015年2月28日)
  15. タグ・ホイヤー・カレラ・スマートウォッチ2015バーゼルワールドに登場す(2015年3月19日)
参考URL(※)
  1. Apple patent: Flexible displays that do more than bend(CNET:2014年8月26日)
  2. Swatch Switches Gears on Smartwatches as Apple looms(WSJ:2014年8月25日)
  3. Swatch is finally coming around to this 'smartwatch' business(engadget:2014年8月26日)
  4. SwatchからMSのスマート腕時計「Paparazzi」発売( ITmedia ニュース:2004年10月21日)
  5. Swatch Group Head Nicolas Hayek Jr. Is Putting Smartwatches In The "No Fly Zone"(TechCrunch:2014年9月15日)
  6. Up Close With The Tissot T-Touch Solar Expert, The Perennial Hiking Watch For Geeks(TechCrunch:2014年9月14日)
  7. Swiss Currency Shock Hits Exporters; 'Words Fail Me,' Says Swatch CEO(Bloomberg:2015年1月16日)
  8. Swatch Plans Smartwatch to Compete With Apple Watch's Debut(Bloomberg Business:2015年2月5日)
  9. A Swatch smartwatch? The time has come(CNET:2015年2月5日)
  10. Unwinding The Swatch Group Smartwatch Announcement(TechCrunch:2015年2月5日)
  11. Swatch CEO says doesn't want to produce mobile phone for wrist(Reuters:2015年3月12日)
  12. Swatch watch with contactless payment coming in May(CNET:2015年3月13日)
  13. Swatch Takes on Google, Apple With Watch Operating System(Bloomberg:2017年3月16日)
  14. Montblanc Summit Smartwatch: Why It's an Important Step(Bloomberg:2017年3月23日)
  15. Swatch to launch Swiss smartwatch operating system by 2018(Reuters:2017年3月17日)
  16. Apple、Swatchとの広告スローガン対決に敗れる(ギズモード・ジャパン:2019年4月5日)
  17. スウォッチVSアップルの訴訟 スイス行政裁はスウォッチを支持(SWI swissinfo.ch:2019年4月8日)
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