スマートフォン及びタブレットの世に普及するに連れ世に普及しつつあるのが
斯様に世に広がるミニマルデザインを腕時計の世界に於いて以前から追い求めていたブランドあります。
NOOKA
です。
NOOKAは
ヌーカ
と発音し
NEW YORKER
のニューヨークなまりであるのがNOOKA設立者でありデザイナーでもある
2007年のインタビュー当時は創業の2004年から3年を経て アイテムは8種類、素材及びカラーバリエーションに於いては80種類近くに及びました。 其れより今現在7年を経た2014年は設立よりちょうど10年目に当たり、NOOKAは転機を迎えているようです。 例えば日本向けWebサイト[※2] には 平成26年2月28日を以てサイト閉鎖及びオンラインショップ運営終了 の記述が2014年(平成26年)8月26日今日現在なされており同時に NOOKA商品の販売業務の移譲先が 株式会社ピーオーエス[※3] である報告もなされています。
そして2014年初頭よりクロノグラフを搭載した新アイテム NOOKRONO のプロジェクト[※4] がクラウドファンディング IndieGoGo を利用して立ち上がっているのでした。
NOOKAとしては初のクロノグラフ腕時計NOOKRONOのデザインは1960年代の米ソの宇宙開発競争にインスパイアされたものとされますが、 NOOKAらしく円形と直線に基づくシンプルでミニマルなものとなっており、 ユニセックス用にデザインされたものともされています。 一般用防水時計として3気圧から5気圧防水ともされており製品化時には更に此の数値を高めるべく務めているものと主張されます。
腕時計ファンには気になるムーブメントは専用に設計されたカスタム品で、クォーツ製とされています。 生産国は中国製であるとされ現状一般的に品質の劣ると認識される同国製を懸念してか、 その性能はスイス製や日本製に匹敵するものとも頑なに主張されているのは些か微笑ましくもありますが、 もう少し詳細情報が欲しくなる処であるのは否めないでしょう、 クロノグラフとなれば尚更です。
提供されるのは以下
とされていますが、上の2機種は2014年8月26日今日現在既に売り切れとされています。 申し込みに残す期限はあと26日間にてクラウドファンディングとしては1万ドルの目標に対し7倍に迫る申し込みがありますから、 既に生産は確定的として良いでしょう。 ファンドの締め切られたのち、投資家の入手はロードマップでは今年2014年年末とされています。
NOOKRONOを応援するNOOKAファンを自称する John Biggs 氏の文責でTech Crunchに先月末日付けで寄稿[※5] のされており、興味深い情報も記載されています。 其れはマシュー・ウォルドマン氏が本邦セイコー社でのキャリアを有していると言うものです。 インタビュー記事[※1] には時計をデザインしようと思った訳ではないと語られていますが、 Biggs氏の情報が間違いなければ時計デザイナーは必然的に辿り着いたキャリアと言えるでしょう。
Biggs氏がNOOKAのファンであるのはドットとゲージで構成されたミニマルなデザイン志向が好みであるとのことですが、 同時に第二次世界大戦以前は世界の主要な時計生産国であった米国の今や零落した中に立ち上げられた 小さなベンチャー企業へのシンパシーを感じてのことでもあるようです。 Biggs氏の期待するようにウォルドマン氏率いるNOOKAはクラウドファンディングを利用したプロジェクトのプロダクトである クロノグラフ腕時計NOOKRONOを以て世界腕時計界に羽搏ける企業と成り得るのか、 正念場を迎えているとも言えるでしょう。
使用写真 参考URL(※)- NOOKA:時を感じるための時計(PingMag : 日本発 アート、デザイン、くらし:2007年12月12日:2020年4月14日現在ドメイン停止確認)
- NOOKA JAPAN|ヌーカ・ジャパン(2020年4月14日現在日本サイトドメイン停止確認の為英語サイトNOOKAへ再リンク)
- Nooka ヌーカ(株式会社ピーオーエス)
- NOOKRONO Chronograph Watches by NOOKA(Indiegogo)
- Nooka Watches Crowdfunds A Cool New Custom Chronograph(TechCrunch:2014年7月31日)