フォーチュン誌GLOBAL500(世界売上ランキング)日本企業一覧

フォーチュン誌が毎年恒例の世界企業売上高ランキング500位を 2012年7月9日に発表しました。 なおこの売上高は2011年の売上高に基づいています。

このランキングはWeb上に GLOBAL 500 として公開されています。 これを元にWikipediaでは フォーチュン・グローバル500 が更新されています。 これによればベスト10には米国4社、中国3社、 日本はと言うと辛うじて10位にトヨタ自動車がランクインしています。

国別でもアメリカ132社、中国73社と 68社の日本は去年から見て中国に抜かれる処となりまし。 都市別に見ると国別で3位だった日本の東京が48社で44社の北京を抑えて首位となっており 些か東京と言う都市、及び日本の一極集中の異常さが目立つようです。

GLOBAL500には日本企業は68社がランクインしました。 CNNMoneyサイトの フォーチュン誌グローバル500ランキング2012年版日本 よりその日本企業68社を一覧表にして以下に全て掲載します。

国内
Rank
企業名世界
Rank
都市Revenues
($millions)
1トヨタ10豊田235,364
2日本郵政13東京211,019
3NTT29東京133,077
4日立38東京122,419
5JX
ホールディングス
41東京119,258
6日産42横浜119,166
7ホンダ64東京100,664
8パナソニック66大阪99,373
9日本生命74大阪90,783
10ソニー87東京82,237
11明治安田生命96東京77,463
12東芝97東京77,261
13三菱115東京70,492
14東京電力127東京67,751
15三井132東京66,512
16AEON134千葉65,989
17三菱UFJ
フィナンシャル
グループ
144東京62,706
18第一生命145東京62,462
19セブンアンド
アイHD
151東京60,668
20富士通166東京56,582
21丸紅168東京55,604
22伊藤忠172大阪54,093
23新日本製鐵180東京51,812
24三井住友
フィナンシャル
グループ
191東京49,967
25出光興産199東京48,828
26MS&AD
インシュアランス
グループHD
209東京47,684
27三菱電機214東京46,094
28KDDI220東京45,241
29Canon224東京44,631
30東京海上
HD
236東京43,264
31住友生命239大阪43,086
32住友247東京41,301
33三菱
ケミカルHD
252東京40,632
34ソフトバンク253東京40,559
35JFE
ホールディングス
256東京40,104
36デンソー259刈谷39,954
37NEC271東京38,462
38ブリヂストン276東京37,943
39三菱重工299東京35,727
40関西電力301大阪35,607
41NKSJ
ホールディングス
306東京35,343
42メディパルHD310東京34,832
43みずほ
フィナンシャル
グループ
316東京34,394
44コスモ石油329東京33,672
45JR東日本347東京32,070
46スズキ350浜松31,817
47シャープ354大阪31,104
48中部電力356名古屋31,020
49アルフレッサ
HD
371東京29,551
50アイシン精機379刈谷29,183
51昭和シェル石油389東京28,497
52富士フイルム
HD
400東京27,804
53T&D
ホールディングス
413東京26,649
54マルハン418京都26,333
55住友電気
工業
422大阪26,082
56JT427東京25,759
57マツダ428広島25,749
58コマツ436東京25,099
59住友化学446東京24,670
60Ricoh461東京24,108
61神戸製鋼467神戸23,617
62スズケン469名古屋23,556
63野村HD471東京23,453
64大和ハウス
工業
472大阪23,415
65ヤマダ電機477高崎23,246
66日本郵船481東京22,896
67三菱自動車482東京22,890
68東京ガス496東京22,218

追記(2019年6月5日)

Fortune Global 500 List 2018 として2018年版が公開されていますので、 此方も2012年版と同様に日本企業を抜粋して以下に一覧にすると共に、 参考の為に2012年版の順位を2018年版の順位の右に表示します。

国内
Rank
2012企業名世界
Rank
2012都市Revenues
($millions)
11トヨタ67豊田265,172
27ホンダ3064東京138,646
32日本郵政4513東京116,616
46日産5442横浜107,868
53NTT5629東京106,500
64日立7938東京84,559
734ソフトバンク85253東京82,665
810ソニー9787東京77,116
95JX
ホールディングス
9941東京76,629
1016AEON103134千葉75,339
118パナソニック11466大阪72,045
129日本生命12674大阪68,684
1313三菱129115東京68,301
1421丸紅130168東京68,057
1518第一生命145145東京62,462
16-豊田通商145-東京58,586
1717三菱UFJ
フィナンシャル
グループ
177144東京54,769
1819セブンアンド
アイHD
179151東京54,217
1914東京電力186127東京52,809
2024三井住友
フィナンシャル
グループ
192191東京52,026
2123新日鐵住金
(新日本製鐵)
198180東京51,164
2222伊藤忠204172大阪49,732
2330東京海上
HD
209236東京48,731
2426MS&AD
インシュアランス
グループHD
221209東京47,095
2536デンソー229259刈谷46,106
2628KDDI236220東京45,508
2715三井246132東京44,155
2832住友250247東京43,570
2927三菱電機279214東京39,995
3011明治安田生命30996東京37,160
3139三菱重工311299東京37,103
3220富士通313166東京36,991
3329Canon317224東京36,388
3412東芝32697東京35,630
3550アイシン精機329379刈谷35,281
3664大和ハウス
工業
342472大阪34,262
3741SOMPO
(NKSJ)
ホールディングス
347306東京34,028
3846スズキ348350浜松33,912
3931住友生命350239大阪33,821
4033三菱
ケミカルHD
352252東京33,616
4135JFE
ホールディングス
358256東京33,202
4238ブリヂストン365276東京32,495
4343みずほ
フィナンシャル
グループ
367316東京32,142
4457マツダ378428広島31,356
45-SUBARU384-東京30,735
4625出光興産398199東京29,606
4742メディパルHD418310東京28,398
4840関西電力420301大阪28,283
4955住友電気
工業
425422大阪27,820
5045JR東日本443347東京26,627
5148中部電力462356名古屋25,753
5237NEC463271東京25,673
-44コスモ石油-329東京-
-47シャープ-354大阪-
-49アルフレッサ
HD
-371東京-
-51昭和シェル石油-389東京-
-52富士フイルム
HD
-400東京-
-53T&D
ホールディングス
-413東京-
-54マルハン-418京都-
-56JT-427東京-
-58コマツ-436東京-
-59住友化学-446東京-
-60Ricoh-461東京-
-61神戸製鋼-467神戸-
-62スズケン-469名古屋-
-63野村HD-471東京-
-65ヤマダ電機-477高崎-
-66日本郵船-481東京-
-67三菱自動車-482東京-
-68東京ガス-496東京-

6年を経た2018年版の結果を見てみれば、 日本経済の勢いが衰えたと言われた2012年版では未だそれでも先ず先ずの結果であったかに思えるくらい、 日本企業の旗色が悪いのは否めない様に感じられます。 ランクイン企業は68社から52社へと16社減じて、即ち76%へと低減、 500社に占める割合では13.6%から10.4%へと3.2ポイントの低下が見られます。

世情を見れば窺い知れる電器産業の凋落が其の儘ランキングに表れていますし、 重厚長大産業、エネルギー産業などもなかなか厳しい現状が窺えます。 金融、保険に至っては合従連衡して漸う息を繋いでいる感さえ窺えます。

グローバルで見たとき、IT産業は大きく市場を開き、 而して、 GAFAMガファム の面々を見れば、Appleが11位、Amazonが18位、Alphabet(Google)が52位、Microsoftが71位、Facebookが274位、と当然の様に5社全てがランクインしています。 此れに対して日本勢はNTT、ソフトバンク、KDDIは決して其れ等に引けを取るものではありませんが、 孰れもキャリアにてIT産業と言うより20位のAT&Tに事業構造も近くあれば、 日本国内の微妙に大きめな通信市場に依存している感もあり、 グローバルで見ればARM社を傘下に持つソフトバンク以外の2社は売上程の存在感を示せていないようにも見え、 すると日本のIT産業は見るも無残な様相を呈していることになってしまいます。

其の様な中で一人気を吐いているのが自動車産業であるのは間違いないでしょう。 今後、電気自動車、自律運転車など、大変革を間近に控える産業でもありますので、 日本の旗を背負わせてしまうのは申し訳なくもありますが、 予想される難局を乗り越えた後にもランキングの維持、向上の図られる様、健闘を祈りたく思います。

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