フランクフルトモーターショー2013にランボルギーニ・ガヤルド最終型お目見え予定

世界最大のモーターショーは其の正式名称をドイツ語で Internationale Automobil-Ausstellung (国際モーターショー:IAA)と言い Verband der Automobilindustrie (ドイツ自動車工業会:VDA)主催で隔年毎にフランクフルトで催される為、 フランクフルトモーターショー と呼び習わされています。 今年2013年は其の開催年に当たり、来月9月10日から22日迄、 フランクフルト見本市会場で開催される予定です。

此のフランクフルトモーターショーに於いて其の最終型となるであろう モデルが発表されると囁かれているのが ランボルギーニ・ガヤルドLamborghini Gallardo) です。 ガヤルドはスーパーカーメーカーであるランボルギーニ社の販売主力車種で 同社に於いて史上最高の販売台数を達成しています。 ランボルギーニ社は伝統的に社名に闘牛の名を冠す 〔K1〕 のですが、此のガヤルドも18世紀の闘牛ブリーダー フランシスコ・ガヤルドFrancisco Gallardo) 及び其の育てた闘牛名を襲っていると言います。

宿敵フェラーリにスモールフェラーリの在る如く、 ランボルギーニには ベビーランボルギーニ 、若しくは ベイビィブル と呼び習わせられるシリーズが存在し、其れ等は以下リストの如くされています。

  • ウラッコ(Urraco:1973年~1979年:V型8気筒:4座席:総生産台数791台)
  • シルエット(Silhouette:1976年~1979年:ウラッコペース2座席:総生産台数54台)
  • ジャルパ(Jalpa:1981年~1989年:V型8気筒:2座席:総生産台数179台)
  • ガヤルド(Gallardo:2003年~:V型10気筒:2座席:2010年6月24日累計生産台数1万台突破公式発表)

此のリストからだけでもベイビィランボの途絶えて10年余り、 ファン待望の中に予想外のV型10気筒エンジンを引っ提げ登場してからは ランボルギーニ社の屋台骨を支えるモデルであったのが分かります。

そう呼ばれるのを忌避するオーナーもあるスモールフェラーリは ディーノDino) に始祖が求められ、フェラーリとは別ブランドとされたのは伝統的に フェラーリはV型12気筒エンジンが搭載される中にV型6気筒が搭載されていたためでした。 しかし此れを受けたスモールフェラーリV型8気筒車郡がフェラーリの屋台骨を支えるのも確かでしょう、 ランボルギーニ社は此れに名分的にも経済的にも対抗すべく ベビーランボルギーニを意図したのかも知れません。 しかし思うほどの売上げはなく1990年代に途絶えたベビーブルは此れもフェラーリを意識したのでしょうか、 満を持して従来のエンジンに2気筒を加えたV型10気筒を引っ提げ市場に参入し成功を収めたのでした。

2003年登場初期は5,000㏄のエンジンから500馬力を発生したガヤルドは 2005年にはスパイダーモデルが追加され、随時スーパーレジェーラなど限定モデルも登場、 バリエーションを増やし、 2009年からは排気量が5,200㏄にアップされランボルギーニ社伝統の LP が其の名に冠されるようにもなりました。 以来LP570-4をベースにセスト・エレメントやRG-3などのモデルも発売され ガヤルドはランボルギーニらしからぬレースとの関わりも深く持つようになったのでした。

其のガヤルドの最新モデルの登場が予定されているのが来るフランクフルトモーターショー2013であり、 ガヤルドLP570-4スクアドラ・コルセGallardo LP 570-4 Squadra Corse) と称するモデルであるのが2013年7月31日に発表 〔※1〕 されました。 スクアドラ・コルセとはランボルギーニ社に新設されたモータースポーツ活動の管理、運営部署であり、 また同社の主催するガヤルドのワンメイクレース ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ の出走車を公道走行用に仕立てたのがスクアドラ・コルセなるモデルと称すとされています。

そして此のスクアドラ・コルセこそガヤルドの最終モデルとなるのではないかと推測されるのです。 登場来一旬年を経ても聊かも古さを感じさせないとされながら 来年2014年には其の後継モデルが登場すると噂がガヤルドには立っています。 〔※2〕 又其の新モデルの名も カブレラ と特定しデビューは2013年内、とする記事 〔※3〕 もあります。

後継機種名迄特定する記事にはガヤルドの最終モデルをランボルギーニ自身が公式サイト thefinalgallardo.com にて紹介しているのを根拠として報じており、 其処には以下の引用文が有って其の内容を以て証左としています。

IT’S BEEN A CRAZY BEAUTIFUL RIDE FOR THE PAST DECADE. ONE WE’VE ALL ENJOYED. AND NOW THE LATEST GALLARDO IS HERE, THE NEW MASTERPIECE OF THE COLLECTION. WIND IN YOUR HAIR, SMILE ON YOUR FACE, FOOT TO THE FLOOR. ITALY PERSONIFIED. DRIVE IT NOW, OR REGRET IT LATER.
THE 2013 GALLARDO LP560-4.
THE FINISHING TOUCH.

過去10年、嗜好の美楽を提供したガヤルドの最新機種が今此処に最終仕上げとして登場し、 今直ぐ駆らぬ貴方は屹度後悔に駆られるであろう、と言う惹句です。 しかし、此処に記される機種名は Lamborghini Gallardo LP 560-4 でもあるのでしたが。 ともあれスクアドラ・コルセは此の The Final Gallardo モデルよりは販売終了の時期こそあれ、基本的には最終モデルに近付いているのかも知れません。

ガヤルド最終バージョンについては孰れも些か先走りし過ぎの感もあり、 ランボルギーニ社のガヤルド販促の感が無きにしもあらずで、 かたむき通信も其れ等に本記事で便乗したのであって、 スクアドラ・コルセが最終モデルとして決定ではない旨の意見もネット上には散見されますがしかし、 ガヤルドの後継モデルにも、そして勿論最終モデルについても ランボルギーニ社の一挙手一投足に衆目が集まる辺りが同社のスーパーカーメーカー足る所以ですし、 ガヤルドの大きな成功を受けベイビーランボルギーニの系譜が続くのは確かでしょう。

使用写真
  1. Lamborghini Gallardo( photo credit: Klaus Nahr via Flickr cc
  2. #2 Dean Grant, Lamborghini Gallardo( photo credit: Richard Taylor via Flickr cc
かたむき通信参照記事(K)
  1. ランボルギーニ・ヴェネーノの発表とフォーブス長者番付2013(2013年3月7日)
参考URL(※)
  1. 伊ランボルギーニ、「ガヤルド LP570-4 スクアドラ・コルセ」をフランクフルト・モーターショーでワールドプレミア / レースの感動をそのまま公道で再現する究極のモデル(Car Watch:2013年8月5日)
  2. ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スパイダー・パフォーマンテ・エディツィオーネ・テクニカ - 初試乗(AUTOCAR JAPAN: 2013年5月14日)
  3. ランボルギーニ ガヤルド、販売終了へ…10年の歴史に幕(レスポンス:2012年12月11日)

追記 (2013年11月27日)
世界の移動体情報を配信するニュースサイト レスポンスResponse.jp) に於いてランボルギーニ社がガヤルドの生産を2013年11月25日に終了した旨、告げる記事 ランボルギーニ ガヤルド、生産終了…10年の歴史に幕 が配信されました。 本記事にある如く2003年登場であればちょうど10年の歴史の幕を降ろしたこととなります。 累計生産台数は1万4022台でした。

追記 (2014年1月3日)
ガヤルドのベビーブル正統を継ぐものとして発表されたランボルギーニ社の新型車ウラカン(HURACÁN)について ランボルギーニ・ウラカン(HURACÁN)デビューと1,000万台クラブ生き残りの真偽 を配信しました。

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