最近明るい話題に欠けるゲームの王者 任天堂株式会社 ですが、またもや紛争勃発の感のある事案が発生しました。 相手は 日経産業新聞 です。
発端は日経産業新聞の2012年3月16日の記事でした。 文面は 世界はあなたのもの。 ブログさんの同日の記事 「日経経済新聞社の推測に基づいて書かれた」記事がこちら (2018年12月28日現在記事及びブログ削除確認) に詳しくあり、当該記事は日経産業新聞第6面に掲載された 渡辺淳記者の文責になるものだそうです。
要約すれば 手薄だったアジア進出を決めた任天堂が専門部署を設立、同社製品3DSを4月から順次韓国、中国で発売する と言うものです。 これを真っ向から任天堂は否定しニュースリリースを配信しました。 それがまた同日の 本日の日経産業新聞の報道について で短文ですので以下に全文引用します。
本日の日経産業新聞の報道(「任天堂3DSアジア市場に的」)につきましては、 当社が発表あるいは事実確認したものではなく、 日本経済新聞社の推測に基づいて書かれたものです。
この事案について細かく考察されているブログがありました。 にんてんまんブログ7 さんのこれも同日の記事 「日本経済新聞社の推測に基づいて書かれた」情報をまとめてみる です。 元々任天堂に詳しい方の書かれた記事ですが驚くべきことには 推測とされた記事で取り上げられている任天堂の実際の施策が逐一記載されています。 これを詠めば日経産業新聞の報道も強ち 間違いではないのではないかとさえ感じさせられてしまいます。
しかし改めて思うのは世は正しく情報化社会、 工業化社会下に於いてはたっぷり一ヶ月は掛かったのではないかと思われる 問題勃発の記事掲載から反論のニュースリリース、 そしてその一連の流れの考察までたった一日に凝縮されて 更には一般の目に届いてしまうそのスピード感です。 そして翌日にはかたむき通信にて キュレート して新たに配信出来てしまうのですから有り難い時代になったものです。
使用写真- 3DS boy.( photo credit: MIKI Yoshihito via Flickr cc)