ジュネーブモーターショー2012が2012年3月11日現在GENEVA PALEXPOを会場に開催されています。 プレスデーが2012年3月6日(火)、3月7日(水)の両日に催され 引き続き2012年3月8日(木)から3月18日(日)までが一般公開期間です。
中にも注目を集めているのが ランボルギーニ社の新型車 アベンタドールJ というオープンスーパースポーツカーです
新型車アベンタドールJの元となったのが 去年のジュネーブショーで発表された Lamborghini Aventador LP700-4(ランボルギーニアベンタドールLP700-4) です。 AutoBlogの2011年3月10日の記事 フェラーリ「FF」とランボルギーニ「アベンタドール」が、発表直後に完売! では Ferrari FF(フェラーリFF) と共に3,000万円超という高価ながらFFが800台、アベンタドールは700台という 2011年の生産予定数が発表直後に即完売となったというのだから驚きです。 両車とも650psを越えるという6.5リッターV12エンジンを搭載した 4輪駆動車であるのが興味深い処でもあります。
因みにこのアベンタドールは有名サッカー選手ポルトガル代表の クリスティアノ・ロナウドさんの愛車でもあるそうで、 しかしながらマドリード市街地で故障によって立ち往生してしまったこともあったようです。 誕生日に購入した折角の愛車でレッカー車を呼ばなければならなくなったとはちょっと可哀想。
今2012ジュネーブモーターショーではこのアベンタドールを ウインドスクリーンさえも備えないオープンスポーツモデルとしたものが アベンタドールJとして公開されたのです。 このニュースは朝日新聞でも2012年3月6日に ランボルギーニ、アベンタドール Jを発表(2018年12月22日現在削除) として取り扱っています。
朝日新聞記事に依れば アベンタドールJの J とは、世界モータースポーツ協会FIAが制定している競技クラスのひとつ、 アペンデックスJ ( APPENDIX J TO THE INTERNATIONAL SPORTING CODE 2007 Regulations )に由来しています。
エンジンは勿論4輪駆動車であることも元となったアベンタドールLP700-4と共通ですが、 オープンモデルとするため車体は骨格から見直されこの車独自のモノコックボディが採用されており、 乗員を保護するセーフティバーを追加することと共に部品の軽量化も多岐に渡り実施されています。 サイズは、全長4,890mm×全幅2,030mm×全高1,100mmと スーバースポーツらしく地を這うように低いものとなっています。
ネット上にも多く感嘆の声が上がっており La-macchina ブログさんでは2012年3月7日に ランボルギーニ・アヴェンタドール J というタイトルで賛美されています。 この記事に依ればアベンタドールJはワンオフモデルだからこそ 思い切ったデザインが採用出来るとのことでベースとなった アベンタドールよりもデザイン的に優れているとされています。 またウィンドスクリーンもないことからドライブにはヘルメット着用ともあるのは驚きです。
アベンタドールJは特別な人が特別なスタイルで特別な時間を過ごすべき特別な一台なのですね。
追記
(2012年7月23日)
アヴェンタドールLP700-4が累計生産台数1,000台を達成したのを受け
ランボルギーニの人気健在~アヴェンタドール1000台到達に広島ではカウンタック展も開催
を配信しました。
- Aventador roadster( photo credit: Ben via Flickr cc)