クラブサンデーで石ノ森章太郎先生の未完の大作サイボーグ009完結編の連載開始

サイボーグ009と言えば彼の巨匠 故石ノ森章太郎先生の代表作の一つとして オールド漫画ファンには実に馴染み深いでしょう。 この物語は諸説ありますが石ノ森先生の新作に対する構想も残されているため未完とされており、 これを構想に従う形で完成形に導こうと クラブサンデーでの連載が決まりました。

さて少年サンデーやヤングサンデーは良く目にしますが クラブサンデー とはなんでしょう。 実はこれ小学館が提供する WEBコミックサイト なんです。

サイトを覗いて見ると クラブサンデーとは? なるページが用意されており、其処では 50周年の週刊少年サンデー編集部がお贈りするWEBコミックサイトです。 火曜と金曜の毎週2回、ひと月1000ページ以上のまんがを配信、 今だけ完全無料ですべてのまんがをお読みいただけます。 と説明がされています。

いずれ有料サービスとなるでしょうが、 さてはその呼び込みのために今は無料でコンテンツを提供していて その目玉が新連載のサイボーグ009という寸法ですね。 こちら (2019年1月14日現在記事削除確認)のページではサイボーグ009の新連載の予告がなされています。 完結編のタイトルは サイボーグ009 完結編 conclusion GOD'S WAR で第1話は2012年4月13日に掲載予定となっていますね。 以降のお話も順次掲載されるとのことです。 因みに構成を担当される劇作家の小野寺丈さんは 石ノ森先生のご長男なのだそうですね。 作画は元アシスタントの早瀬マサトさんと石森プロが担当とのことです。

石ノ森章太郎先生と言えば漫画界の巨匠の一人、 手塚治虫先生の住むときわ荘が漫画家梁山泊と化した時の一員としても知られ 最早伝説的な存在です。 数々の作品を世に残しながら 1998年(平成10年)に惜しまれつつ亡くなられましたが この世を去られてなおその作品が 多くの人々を楽しませているのは素晴らしいことだと思います。

巨匠の巨匠たる由縁、 石ノ森先生の漫画界に与えた影響も実に大きく 映画的手法を漫画に取り入れたのは神様手塚治虫先生でしたが 手塚先生の創始したストーリー漫画を更に推し進めた存在と言っても良いでしょう。 その極端なクローズアップ手法などには 始めて見たときには吃驚させられたものです。 漫画家にもフォロワーが多く画風の似た漫画家さんも活躍されていますし、 今も多くの漫画家さん達が石ノ森先生の影響下にあります。

また変身物の嚆矢となったのも石ノ森先生の 仮面ライダー ではなかったでしょうか? この仮面ライダーはテレビで実写版が放映され大いに子供達に受け、 仮面ライダーカード欲しさにそれはスナック菓子のおまけでしたので 買ったスナック菓子は食べられずカードだけ取り出され 後のお菓子はどぶに捨てられたものでした。 さるとびエッちゃんイナズマン なんかも印象に残ってるなぁ…。

さてオールドファンにはお馴染みの サイボーグ009は今では初めて聞かれる方も増えているかもしれません。 009はゼロゼロナインと発音します。 ジェームスボンドの活躍するスパイ映画 007(ゼロゼロセブン)と同じですね、 あちらは最近では英語式にダブルオーセブンと発音することも増えているようですが。

サイボーグ009のタイトルにもあしらわれている サイボーグ は身体の一部を機械化された超人のことで 当時としては目新しいボキャブラリーでした。 若しかしたらこの漫画を機械に拡がった言葉ではないでしょうか? これもSFに造詣の深い石ノ森先生が漫画に新しく持ち込んだ概念と言えるでしょう。

一度死んだ主人公を読者の凄まじい声に応えて生き返らせることは 大いに人気を博した作品にはよくあることで 例えばコナン・ドイル氏の探偵小説の主人公 シャーロック・ホームズ もその一人でしょう。 逆にその人気振りに実際に物語に於ける死に際して お葬式まで催されてしまったのが あしたのジョー力石徹 でした。

サイボーグ009に於いてもこの方式が踏襲されてしまい 一度完結したかに思われた物語は有耶無耶になっていました。 人気漫画だからこその運命とも言えるかも知れません。 それが今回完結編を迎えることになりました。 昔胸躍らせて読んだ読者にも気になるところではないでしょうか?

追記(2019年1月14日)

クラブサンデーは2016年8月31日を以て「無料のコインでマンガが読める」を謳い文句とする サンデーうぇぶり に移行しました。 Twitterアカウント クラブサンデー (@club_sunday)の其の旨のTweetを以下に埋め置きます。

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