Buckyball(バッキーボール)と言う面白い玩具があります。 どんなものかと言えば見た目沢山の小さなパチンコ玉なんですが、 これ等一つ一つが強力な磁石で出来ていることで 互いにくっ付きあってさまざまな形態を為し、 ちょっとした立体造形の材料になりますしパズルとしても遊べるものです。 以下動画を見た方がその性質ははっきりするでしょう。
またHungOver OverHungブログさんの2010年9月7日の記事 Buckyball'n で楽しく遊んでいる様子が伺える内容です。
ネタフルさんの2010年9月6日の記事 Googleロゴ「buckyball」に にあるようにGoogleは9月4日にBuckyballをあしらったロゴを掲載、 Buckyball検索結果にリンクを貼りました。 本来はBuckyballはC60フラーレンを表す科学的な意味を持つのですが これに依って玩具の方のBuckyballも検索結果に上り、 販売会社が大儲けをしたのはITmediaニュースの2010年9月9日の記事 Googleの記念日ロゴで“棚ぼた”、1日で25万ドルの売り上げ に詳しい処です。 時期を見ると若しかしたらHungOver OverHungブログさんも これを契機に購入されたのかも知れませんね。
ところでこの玩具、現在ネットショップAmazonでも販売されているのですが、 本記事からはリンクを貼らずにおきたいと思います。 それと言うのもその危険性が問題視され米国で販売停止とされた情報が Slashdotの2012年7月27日記事 強力磁石を使ったおもちゃ「Buckyball」、米国で販売停止に。最悪は死の危険性も? に伝えられるからです。
Buckyballは発売から既に11年目を経るそうですが、 今回、米国消費者製品安全委員会が販売停止を命じたのは 小さな子供がこれを過って飲んでしまった際には 強力な磁石が内臓越しにくっ付き合って内臓を傷める可能性が高い上に 更には死の危険迄伴うという理由に因ってでした。
孰れ販売は差し止められますし販売店も自粛する方向で動いていますが、 上記の通り、Amazonでは現在も入手可能です。 如何にも面白そうな玩具ですし通常の使用では問題ないと思いますので 考えられる危険性を伴わない格好に改善して メーカーには再発売を期して欲しくもあります。 しかし現時点では小さなお子さんの居る家庭などでは購入は控えるようにした方が良いでしょうし、 既に入手の際は小さなお子さんの手の届かないよう気を付けて下さい。