北米大陸セレブ御用達フィスカー・カルマ~PHV高級エコスポーツカー

カナダのレコード歌手 Justin Drew Bieberジャスティン・ビーバー さんが2012年7月6日、ロサンゼルスのフリーウェイで時速160キロオーバーで捕まったとのことです。 伝えるのはTimeWarpの2012年7月9日の記事 ジャスティン・ビーバー、時速160キロオーバーでスピード違反![追] で、スピード違反だけではなくジグザグの危険運転行為も伴っていたとか。 パパラッチに追われていたようですが大きな事故を起こしたり、 人に迷惑を掛けてはいけませんから少し慎んだほうが良いようですね。

TimeWarp記事には何と警察官に止められた車から受け答えをしているビーバーさんが写っています。 そして何ともその乗用車の眩しいこと、 一面鏡面加工をされて目も眩む仕上がりで流石は人気の流行歌手です。

ところでこの乗っている鏡面加工の自動車がまた頗る付きの高級車、 その名前を Fisker KARMAフィスカー・カルマ と言います。 MTV Japanの2012年3月2日の記事に ジャスティン・ビーバー、誕生日に超高級エコ・カーをゲット[追] 3月1日に18歳の誕生日を迎えたビーバーさんが マネージャーから憧れの自動車としてプレゼントされたとあります。

この フィスカー・カルマ[追]Fisker Automotive[追] の最新の高級スポーツカーにしてエコカーでもあります。 それも只のハイブリッドカーではなく PHVPlug-in Hybrid Vehicles) 即ち プラグインハイブリッドカー なるシステムを心臓部に組み込まれています。 このPHVについてはトヨタ自動車のページにとても分かり易い説明ページの プラグインハイブリッド車とは?[追] が用意されています。

ではその走りや如何にと思えば試乗レポート記事がオートックワンの2012年4月5日に フィスカー カルマ 海外試乗レポート/ピーター・ライオン として配信されています。 先ずはその印象として以下引用のようにレポーターは大絶賛です。

アメリカ生まれのこの最新高級EVは、 メルセデス級の高級感と、BMW並みのハンドリングを持ち、 そしてボディはマセラティが担当したと言っても過言ではないくらいの美しいデザインが魅力。 その上、最高にクリーンでエコな資質も備えている。

PHVシステムでバッテリーだけで約80km走行可能な上に、 いざとなればGM製の最高出力255ps、2.0リッター4気筒ターボガソリンエンジンが控えますが、 これは走行用ではなくて発電機として機能するようですね。 走行モードはステルス・モードとスポーツ・モードが用意され 後者に於いてはビーバーさんの例を見ても明らかなように レポーターはブガッティを比較に持ち出すほど興奮しています。

楽天WOMANでは日本でも大人気の俳優 Leonardo Wilhelm DiCaprioレオナルド・ディカプリオ さんとフィスカー社の関係を2012年7月8日の記事 ディカプリオ、電気自動車フィスカーとパートナーシップ[追] で取り上げています。 ディカプリオさんは環境問題に取り組んでいてフィスカーに株式投資をしているということです。 その代わりにフィスカー社はチャリティに協力をする約束なんだとか。 またフィスカー・カルマの2012年モデル市販車第一号のオーナーは ディカプリオさんなのだそうです。 お値段は10万ドル、2012年7月現在日本円換算で約800万円となっています。

この価格にして売れるのだろうかと邪推すればRESPONSEには2012年5月31日に 米フィスカー、売上高が1億ドル突破…1‐4月実績 を配信、カルマの累計販売台数が1000台に到達し、 各方面の懸念を払拭すべき好調な財務状況を公表したそうです。

MTV Japanの記事を見れば後半にはフィスカー・カルマの購入者として ディカプリオさんへの納車は勿論、他にも アル・ゴア元アメリカ副大統領や コリン・パウエル元アメリカ国務長官が予約リストに名を連ねているとしています。 正しく新しい時代のセレブ御用達自動車であるようです。

追記(2019年5月31日)

TimeWarpの2012年7月9日の記事の削除を確認しましたので其の2日前に配信されていたシネマトゥデイの記事 ジャスティン・ビーバー、スピード違反で捕まる!ハイブリット車で時速160キロ以上 市会議員が警察に通報 に新たにリンクを貼り置きます。 MTV Japanの2012年3月2日の記事の削除も確認しましたので3日遅れで配信されていたマイナビニュースの記事 ジャスティン・ビーバーの誕生日プレゼントは超高級エコ・カー、その理由とは に新たにリンクを貼り置きます。 トヨタ自動車のプラグインハイブリッド車に関する説明ページも削除されていますので、 オートックワンが2018年8月1日に配信した記事 プラグインハイブリッド(PHEV)とは?主要車種や充電方法、補助金、メリット・デメリットを徹底解説|【初心者必見】編集部が語る自動車購入ノウハウ へのリンクも新たに貼り置きます。 楽天WOMANの2012年7月8日の記事も記事が削除されていますので、シネマトゥデイが同日に配信していた記事 ディカプリオ、電気自動車フィスカーとパートナーシップ にリンクを貼り置きます。

本記事に紹介した通りジャスティン・ビーバー、レオナルド・ディカプリオと言う世界的な人気を誇る二人をユーザーに擁し、 洋々たる前途を感じさせる船出をした当初でしたが、 フィスカー・カルマは技術的な問題を抱えていたらしく、 発売早々に発火事件などを起こし約1,400台のリコールを余儀なくされました。 フィスカー・カルマ製造、発売元のフィスカー・オートモーティブ社は、 本記事配信翌年の2013年には創業者兼カルマ開発者の Henrik Fiskerヘンリック・フィスカー氏は退任し、 其の年の11月22日には当該社は経営破綻の憂き目を見たのでした。 同社は競争入札の上香港資本企業となりましたが、 フィスカーの商標自体は氏が堅持した上で、 2016年に此方はハイブリッドではなく電気自動車開発製造企業としての Fisker Inc.フィスカー・インク を設立しています。 現在はwebサイトのドメインも fiskerautomotive.com にアクセスすると fiskerinc.comFisker - EVs, Electric Cars & Autonomous Electric Shuttles) にリダイレクト処理されます。

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