ディープブリランテが日本ダービー制覇~ディープインパクト産駒大暴れ

重賞に続けて勝てないなどつい先日迄はジンクスだの不安だのに取り付かれていたのが ディープインパクト産駒でした。 かたむき通信に2012年4月8日 ジェンティルドンナ桜花賞2012を制し父ディープインパクトのジンクスを破る で記したのが ジェンティルドンナ がそのジンクスを破る様子で、その孝行娘は更に2012年5月21日の ジェンティルドンナ圧巻オークスで5馬身差を大魔神馬ヴィルシーナにつけ2冠達成 でオークスをも制し不安が杞憂に過ぎないことを示しました。 同記事には ビューティーパーラー がフランスでもGI制覇をしていることを付記しています。

更に今回はお見事、 ディープブリランテ が2012年5月27日、 第79回東京優駿 を制し、ディープインパクトに最強新馬の父親と言う肩書き迄齎したのです。

東京優駿はご存知 日本ダービー として知られる日本競馬を代表する競走、 競馬の祭典 です。 サラ系新馬で争われるこの競争は1932年と言いますから何と昭和も一桁の7年、 英国のクラシック競走であるダービーステークスを範して創設されました。 勿論重賞GIレースでその賞金も総額2億8,600万円、 1着賞金は1億5,000万円と破格、 かたむき通信にも2012年4月15日に ゴールドシップ2012第72回皐月賞を制す、血統はオルフェーヴルと同じ黄金配合 でものした皐月賞、そして秋の菊花賞と共に牡馬三冠競走を構成する最重要レースです。

そのレースには矢張り様々なドラマが産まれました。 4月15日記事で伝える皐月賞勝利馬の ゴールドシップ は5着となったことも一つそうでしょう。 今年の新馬の混戦模様を表してもいます。

2着フェノーメノとは鼻差の僅差、 この時鞍上の岩田康誠騎手はディープブリランテの脚が上がっていることが分かっていましたがなお、 鼻差に凌いだのは人馬一体となれていたことに起因するのかも知れません。

岩田康誠騎手と言えば、そうです、かたむき通信2012年5月6日の記事 第17回NHKマイルカップはカレンブラックヒルが騎手、調教師と共にGI初制覇 に名こそ挙げませんでしたが重大な失態を犯し、 騎乗停止となったことを記したのが2012年5月21日の記事 ジェンティルドンナ圧巻オークスで5馬身差を大魔神馬ヴィルシーナにつけ2冠達成 でした。

12日から20日までの開催日4日間の騎乗停止処分を科された岩田騎手は レース出場出来ない分を全てディープブリランテとの一緒の時間に充てていたのです。 これが僅差の勝利を手繰り寄せたと言えば情に流され過ぎるでしょうか?

この出場停止の間に開催されたのがオークス、 かたむき通信5月21日の記事分ですがこの時ジェンティルドンナへの騎乗は 岩田騎手の代打、川田将雅騎手でした。 かたむき通信4月8日の記事にもある如く桜花賞を勝ってのオークス、 ところが人気は3番人気に甘んじる中、勝利を捥ぎ取ったのでした。 その川田騎手は今回はゼロスの鞍上16着に沈みました。

オークスの際には牝馬3冠に話しが及び、 岩田騎手が達成せしめるだろうが、 自分が鞍上にあれば全力で勝ちに行き、なければ全力で応援するといった粋なエールを送っていました。 この先週の岩田騎手との遣り取りを想い、心中何を思うでしょうか。 此処に牝馬3冠に向けてのドラマも孕んだように思います。

そして余談、 今回プレゼンターを務めた国民的アイドルグループのキャプテンである たかみな こと、高橋みなみさんは

掲示板にクビって書いてあって、 『レースの結果でクビになっちゃうんだ…、厳しい世界だな』 と思ったら着差のことだったんですね
と言う何とも微笑ましいドラマを舞台裏で演じていてくれたことが デイリースポーツオンライン2012年5月27日の記事 たかみな日本ダービーでクビ差を「クビ」と勘違い に伝えられたのでした。

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