苦境のゴルフ場経営に襲い掛かる市場原理

去年は上半期 〔K1〕 、下半期のクソ株ランキング 〔K2〕 をかたむき通信に参照、記事をものしてお馴染み 市況かぶ全力2階建 さんに淘汰の進むゴルフ場運営企業に関する株式市況についての記事 〔※1〕 が配信されれば、実に興味深い様相が垣間見えるものとなっています。 其の資本関係が複雑に絡み合う中にスポットを浴びるのは

の2社です。

両社はかたむき通信にもゴルフ場運営企業の倒産の相次ぐ記事 〔K3〕 をものした際に登場しているもので、 実は今苦境に喘ぐゴルフ場経営業界に再編、寡占化が進み ゴルフ場のチェーン化を図る両社が激しく鍔迫り合いを演じていたのでしたが、 この一方のPGMがアコーディアに対し敵対的買収を仕掛けた、と言う情報が ゴルフ場も会員も無視された処で更にはハゲタカファンド的な参入もあり 泥仕合の繰り広げられるものとして資本関係も絡めて ネット上で面白可笑しく取り上げられているのでした。

顧みればかたむき通信に取り上げて以降もゴルフ場経営企業の状況は厳しく 倒産も相次ぐ事態となっています。 2012年10月8日の記事に追記として挙げた太陽カントリークラブ以下を下に列挙して見ましょう。

以上見るも無残な惨憺たる有様が展開され、 同業界の関係者など明日は我が身の戦慄すべき状況下に置かれているのが伺えます。 しかしこれが逆に資産価値など鑑みれば所謂ハゲタカファンドの目には魅力的、 即ち買いに映るものであるからこそ資本が投下されるのだと思います。 基本的には考え方を同じゅうするPGM及びアコーディアも、 であればこそ底値のゴルフ場の買収に走っていたのでしょう。

現在のゴルフ場運営が買収側と同様に経営刷新を図れば恐らく苦境は脱し得るものでしょうが、 買収しては大幅な首切りも、資産の換金も、 冷徹な処置を辞さずと言う買収側がなすだろう運営はなかなかに 其処迄現経営陣は徹し切れはしないものなのは重々窺い知れるもので だからこそハゲタカファンド的企業も存在出来ようものでしょう。 此れは如何せん止められる流れのものではないのかも知れません。

ゴルフ場運営は従来所謂セレブ相手の高級なイメージを売りとした業態を呈していましたが これからは本記事にある如くチェーン化も進んでは顧客ターゲットも変わらざるを得ないでしょう。 一部のゴルフ場は従来の業態を維持するものとあれば この業界は孰れ高級割烹とチェーン化されたファミリーレストランの織り成すような 外食産業のような形態に構成されるものとなるのかも知れません。

使用写真
  1. Royal & Ancient 1( photo credit: Son of Groucho via Flickr cc
かたむき通信参照記事(K)
  1. クソ株ランキング2012上半期にノミネートされる企業をビジネス記事に見直してみた(2012年7月9日)
  2. クソ株ランキング2012下半期にノミネートされる企業をかたむき通信に見直してみた(2012年12月31日)
  3. 太平洋クラブ倒産~苦境のゴルフ場経営に進むM&A(2012年10月8日)
参考URL(※)
  1. PGMによるアコーディア・ゴルフ敵対的買収に旧村上ファンド系の投資会社レノが参戦(市況かぶ全力2階建:2013年1月7日)

追記 (2013年1月9日)
年を越しても沙汰已みとはなりません。 以下ゴルフ場経営企業が倒産しました。

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