半導体については嘗ての勢いの無い日本勢のニュースばかりになり勝ちで、 かたむき通信には以下の如き記事を配信した処です。
標題からも窺えるでしょう、記事には ルネサスエレクトロニクス株式会社 について景気の悪い話しを伝えざるを得ませんでした。
22日の記事には半導体関連としてエルピーダにも言及、はなまるチェック!ブログ2012年2月28日の記事に エルピーダ倒産とルネサスエレクトロニクス に世界的DRAMメーカーであったエルピーダの倒産を伝えたことにも言及しています。
このエルピーダについては同じく Acenumber Technical Issues ブログに2012年5月6日、其の後の経緯を 米マイクロンがエルピーダ買収、業界第2位へ に記されます。 DRAM製造販売業界第2位の韓国SKハイニックスや米中のファンド連合を5月4日、 2次入札に斥けた業界第4位の米国 マイクロン・テクノロジー(Micron Technology, Inc) がエルピーダについての優先交渉権を得て詰めの協議次第で 2000億円規模を投じて買収する見込みを伝えたものでした。
この買収でマイクロンは業界4位から上記のSKハイニックス社を抜き サムスン電子に次ぐ業界第2位の位置を占めることも同時に記事に記されます。 またマイクロンの生産能力を割安に取得すると言う戦略に合致もし、 加えて市況の変動を抑えられるメリットも考えられています。
以上からマイクロン社に取り上手くまとめるべき買収案件であったのでしょう、 この度、2012年6月29日に予想通り買収額、約2千億円で話しがまとまったと ITmediaニュースが同日配信の記事 エルピーダ、Micronが買収で合意 (2019年6月4日現在記事削除確認)に伝えます。
ITmediaニュースに依ればエルピーダ債務者への弁済率は3割程度になる見込みで、 5月以降の金融機関などとの交渉で買収額のうち約1400億円を負債返済に回されるとのことです。 またマイクロンは生産体制の強化のため約1千億円を投資する計画でもあり、 これらを元にエルピーダ社は更生計画案を8月21日までに裁判所に提出することになっているそうです。
シェアについても上に述べた想定通りとなることが伝えられています。 先ず先ず5月以降は粛々と落ち着いて順当に事案は進行されたものと見られます。 また今後についてはマイクロンはDRAM事業をエルピーダと統合して効率化し、 また一方では主力製品の不揮発性メモリ NAND型フラッシュメモリ で競争力強化を図ると伝えています。