ソニー初UltraBook VAIO Tシリーズ11/13発表、最安値59,800円から

ソニーは初の Ultrabook(ウルトラブック) に準拠した VAIO T シリーズ[追] を発表、2012年夏モデルとして6月9日より発売することを発表しました。

Ultrabookとは Acenumber Technical Issues ブログ2011年10月30日の記事 UltraBookとは?MacBook Airに劣る問題点と武器 に詳細を記すように 米半導体メーカーの Intel(インテル) 社が去年2011年5月31日の Computex 2011で発表した同社の新しく提唱するノートPCのカテゴリーです。 即ち従来のノートPCと比較して以下に列挙する様な端末としての特徴を有しています。

  • 薄くて軽い
  • 長時間駆動可能
  • 短時間即起動

このカテゴリーは明らかにアップル社の MacBook Air への対抗としての措置ともいえます。 Ultrabookカテゴリーに於いてはインテルの提唱を受け、 多くのメーカーから端末が発売されていますが デザインそのままMacbook Airかと見紛う程の端末も発売されている程です。

インテルの提唱後台湾の ASUSTeK Computer Inc.ASUS UX31Eシリーズ 13.3型液晶 SSD128GB シルバー UX31E-RY128 などを皮切りに多くのUltrabookが発売されていましたが、 ソニーも遂にそのカテゴリーへの参入を果たしたことになります。

Macbook Airに11インチモデルと13インチモデルが用意されるように Ultorabookでもこのモデル構成が基本となっています。 ソニーに於いても例に漏れず Tシリーズのモデルは液晶スクリーンが13.3型の Tシリーズ13 及び11.6型の Tシリーズ11 の2基本モデルが用意されています。

Tシリーズ13、Tシリーズ11ともにOSにWindows7 64ビット正規版 (SP1)搭載し、 シェルデザインを採用した堅牢性の高いアルミニウムボディに身を包み、 VAIO Rapid Wake+ECO なる新機能で最速2秒以下の高速再開が可能です。 基本はCore i5ですがカスタマイズモデルではCore i7プロセッサー そして大容量SSDも選択可能となっています。

Tシリーズ13は画面が1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶で 質量は約1.5kg、バッテリー駆動時間は最長約7.5時間、 そしてTシリーズ11は画面がT13と同じドット表示の1,366×768、11.6型ワイド液晶で 重さは約1.32kg、バッテリー駆動時間は此方もT13と同様の最長約7.5時間とされています。

VAIO Tシリーズはオープン価格とされていますが店頭では 13.3型は SVT13119FJS の1モデルのみの12万円前後、 11.6型は SVT11119FJS の1モデルのみの11万円前後の価格が予想されています。 またソニーのネットショップ ソニーストアVAIO T シリーズ11VAIO T シリーズ13 では[追] 多彩なモデルが選べ、 キャンペーン価格で最廉価モデルは T13が69,800円、T11が59,800円のモデルも選べます。

ソニーはアップル社創設者のスティーブ・ジョブズ氏が ロールモデルともした企業ですが、 謂わば今逆にアップル社の MacBook Air に範を取ったモデルを製品ラインナップに加えました。 しかも独自ではなくインテル提唱のカテゴリーに於いて、です。 ここからどのようなソニー独自のスタイルを人々に周知させ 巻き返しを図るかが期待されます。

追記(2019年4月19日)

以前独立したサブドメインで運営されていたソニー・ストアは現在、ソニー公式サイトに吸収され、 ソニーストアのラインナップに於いてTシリーズは本記事に紹介のモデルの次世代機の2013年2月発売モデルが VAIO Tシリーズ として用意され、本記事に於けるTシリーズ13、Tシリーズ11は当該ページにリダイレクト処理されています。

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