BUFFウルトラ衝撃吸収プロテクターiPhone用の驚異の性能の秘密ダイラタンシー

世界最強の耐衝撃テクノロジー を謳うのは BUFF[追]BUFFウルトラ衝撃吸収プロテクター 、今年春には日本にも登場して衝撃を与えました。 高が薄っぺらい1枚のフィルムに何が出来ると思う人々に その性能の高さを証明して魅せたのが同サイトにシェアされる以下の動画です。

BUFF Lab Test Video : iPhone4 Shock Absorb Performance

ご覧の通りごくごく普通の保護フィルムに見えるたった一枚のBUFFプロテクターを貼り付けるだけで マグカップにハンマー、果てはブロックを投げ付けても ビクともせず動作するiPhoneが映し出されています。 上は衝撃テストですがサイトにはスクラッチ、即ち引っ掻きテストの動画も用意されています。

BUFF iPhone Scratch-proof Performance Test

釘にドライバー、スクレイパーと此方も同じく無茶をしていますが、 フィルムを剥がせばiPhoneには傷一つなく何事もなかったように動作して見せます。 サイトにはこの他にもブレークダンスやスケートボードにiPhoneを引き摺り回す動画や、 此の手の商品には有り勝ちな塗布時の混入気泡も24時間から48時間以内に自動的に放出してしまう動画が 用意されています。 この自動気泡放出昨日は特殊なプレミアムシリコン接着剤で実現されているとのことです。

この驚くべきフィルムは以下の4層構造となっています。

  • 1層目:スクラッチ防止層
  • 2層目:衝撃分散クッション層
  • 3層目:伸び防止層
  • 4層目:シリコン粘着面

これが驚くべき衝撃吸収力でスマートフォンを守る特許申請中の4層フィルムなのですが その構造などは残念ながら企業秘密とされており公開されていません。

門外漢の素人考えでは柔らかいものが衝撃吸収材には採用されているだろうと普通は思います。 ちょいと高い所から飛び降りても下に布団があれば衝撃も吸収されようと言うものです。 処がこの方式では飛び降りる位置が高くなれば重ねる布団も厚くならなければなりません。 薄くては下手をすれば足を挫くだけでは済みません。 ハンマーで叩いたりブロックを投げ付けたりする行為は 正しく高所から飛び降りる行為に相当するでしょう。 するとこの薄いフィルムでは唯単に柔らかいだけでは衝撃は 吸収出来ないのではないかと訝しがられるものとなるのが道理です。

衝撃吸収の世界では今最新の方法として ダイラタンシー 現象が利用されているのだそうです。 Wikipediaには ダイラタンシー 項目には以下のように説明されています。

ダイラタンシー(英語:dilatancy)とは、ある種の混合物の示す、 小さい剪断応力には液体のように振る舞うのに、 大きい剪断応力には固体のように振る舞う性質である。 この現象が起こる物体を「ダイラタント流体」あるいは「ダイラタンシー流体」と言い、 非ニュートン流体の一種である。

このダイラタンシー流体の一種に Oobleckウーブレック があり水に片栗粉かコーンスターチを入れて量をうまく調節するだけと言いますから ご家庭でもお手軽に拵えられるものです。 その液体を握れば硬く、話せば液体に戻ってしまうと言うのですから不思議な性質を持っています。 これを振動させれば、例えばスピーカーの上に置けばまるで生き物のように蠢くのです。 それが下にシェアする動画です。

Dancing Oobleck

この不思議な流体を使えば実に面白い実験が出来てしまうのです。 それは忍者モノではお馴染み、子供の夢、水の上を歩く忍法です。 よくギャグで水の上を歩くには踏み出した右の足が沈む前に左の足を踏み出し、 それを続ければ宜しい、などと笑わせてくれますが、 何とこのギャグを漫画のように其の儘実現、 正しく目の当たりにさせて目を見張らせてくれる動画を下にシェアします。

People run on a pool of oobleck

最初は其処が浅かったり実は表面がビニールだったりと 仕掛けでもあるんじゃないかと疑われるほど見事にプール渡りをして見せる2人なのですが、 その内一方がゆっくり歩くとその足は見事に沈み始め、 初めて底の深い液体プールであるのが分かります。

プールを取り囲む観衆も実に大盛り上がり、 子供たちが見れば大喜び間違いなし、 先を競って皆で水渡りに興じるのではないでしょうか。 いえいえ、大人だって沸き起こる好奇心に思わずプールに一歩を踏み出してしますでしょう。

この流体に於いては大きな力が加わった部分が固まり、衝撃を受け止め 固い部分以外に押し出された柔らかい部分が衝撃を分散すると言う理屈のようです。

とまれ BUFFウルトラ衝撃吸収プロテクター にこの技術が用いられているか如何かは秘密とされているので分かりません。 ただこんな魔法のような流体を見せられてしまうと BUFFの如き薄いフィルムで強い衝撃からスマートフォンを守れるのも 強ち無理ではない気がして来ます。

さてこの Buff ウルトラ衝撃吸収プロテクターiPhone4/4s 用が用意されるのみでしたが、此の度2012年9月12日に発表、21日に発売された iPhone5 用が発売される運びとなりました。 寸法が少々変更されたiPhone5にぴったり合うものとなっています。 因みに iPad 用も用意されていますから、iPadユーザーもタフな使い方をされる向きには安心でしょう。

日本ではこの ウルトラ衝撃吸収プロテクターfor iPhone 5 フロントタイプ BE-005Cアテネ電機株式会社 で取り扱われており、発売は今年2012年11月2日、即ち本日からとなっています。

追記(2019年12月3日)

2019年12月3日現在、Webサイトは停止されてアクセス不能であるのを確認しています。 BUFFウルトラ衝撃吸収プロテクターは本記事で紹介以降にも新iPhone用は勿論、 Android端末用の製品も随時提供されています。

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