エアアジアジャパン航空運賃5円、エクスペディア宿泊5円で1泊2日計15円!

驚愕! 往復の航空運賃が5円×2で10円、 宿泊料が5円で合計してもたったの15円!?

勿論これはキャンペーンで期間限定の価格ですがそれでも驚きです。 航空運賃が5円となるのは成田から新千歳、福岡、那覇の3線で、 1泊5円のホテルが用意されるのは沖縄、札幌、福岡、 成田まで出掛けるほうが高くついてしまいます(笑)。

このキャンペーンを展開するのは、 先ず航空運賃については全日本空輸の子会社の エアアジア・ジャパン です。 同社は2012年5月30日に8月1日から就航する成田発着国内線の運賃を発表しました。

このキャンペーンとして1万席がインターネットを通じ片道5円で販売されると言うのが ウォールストリートジャーナルの同日配信のニュース エアアジア、成田―新千歳4580円=ジェットスターも対抗値下げ (2019年4月16日現在記事削除確認)に伝えられます。 記事の依れば ご縁 に因んだ値付けということで販売期間は5月31日から6月3日の4日間ということで、 本記事配信のちょうど今日31日からの受付開始、1万席限定ですので 期間終了後に本記事をご覧いただいた方には悪しからず。 またエアアジアの航空券は支払い手数料150円、予約手数料1000円が別途必要となることも注意が必要です。

さて飛行機が確保出来たとなれば次はお宿です。 2012年5月30日にFLY Teamから配信された記事 エアアジア・ジャパンの5円にあわせ、エクスペディアもホテルを5円セール に依ればエアアジアのこのキャンペーンに合わせるように 同社とパートナーシップを結んでいる世界最大のオンライン旅行サイトの エクスペディア が出血大サービスセールの発表です。

エアアジアがキャンペーンに用意した到着先も お宿が高ければ何となく締まらない話しですが、 エクスペディアはお客様をがっかりさせません、という訳ですね、 沖縄、札幌、福岡に三ツ星若しくは四ツ星のホテルを用意しました。

こちらのセールは先着1,000室限定で 5月31日午前0時から6月3日迄の売り切れ御免となります。 オンライン予約限定で旅行期間は9月1日から9月30日となっていますから お求めの際にはご注意を。 Webサイトは 1000室限定ホテルが5円!|Expedia.co.jp (2019年4月16日現在記事削除確認)として用意されています。

勿論期間極限定のキャンペーンですが コラボレーションで日本を股に駆けた1泊2日の飛行機の旅が たったの15円で用意されると言うのですから凄まじい話しです。

エアアジア(AirAsia Berhad) はマレーシアの格安航空会社で エアアジア・ジャパンは全日本空輸とエアアジアが共同で出資した格安航空会社で2011年8月31日に設立されました。 格安航空会社としての立ち位置を明確にした上での新規参入には これくらいのインパクトは必要となるのでしょう。 航空業界の安値競争にますます拍車を掛ける呼び水ともなりそうなキャンペーンでした。

追記(2020年10月5日)

エアアジア・ジャパン株式会社 が事業の廃止を正式にアナウンスしました。 本日、2020年10月5日付けで代表取締役最高執行責任者 会田純 氏名義で以てプレスリリース エアアジア・ジャパン:事業廃止のお知らせ が配信されています。 其の主たる要因としては矢張り今般の コロナ が述べられています。 此の報を受けて 読売新聞(エアアジア・ジャパンが全路線廃止…コロナで利用客減り「苦渋の決断」)、 日本経済新聞(新型コロナ:エアアジアが12月に日本撤退 国内航空、コロナ禍で初) 朝日新聞(エアアジア・ジャパン、全路線廃止へ コロナで利用客減) などの続々と報じる処となっています。 人の動きを止めた此の疫病騒動に交通運輸業界各社の苦境が伝えられる処ですが、 プレスリリースにも「新型コロナウィルスの終息時期の見通しが不透明な状況において事業を継続することは極めて困難」と述べられ、 日経新聞が「国内航空、コロナ禍で初」と謳う通り、 遂に懸念の事態を現実のものとせしめた最初の事例となってしまったようです。

ところで、今回事業停止のエアアジアジャパンのプレスリリースに「2014年7月の設立」とあるにも関わらず、 本記事の配信は2012年5月31日、と時系列の整合性が取れないのは即ち、 本記事に格安航空の雄として取り上げたエアアジアジャパンは今回事業停止の其れとは同名ながら、全くとは言い難いものの別会社ではあるのでした。 本記事のエアアジアジャパンは、本記事配信時にも記した通り、2011年8月31日に設立された法人で、 記事配信より一年半を経た2013年の11月1日に バニラ・エア株式会社 商号変更しています。 其れと言うのもマレーシアのエアアジアこそ当該法人の親会社にて、同企業の日本からの撤退が惹起した事態でしたが、 今回事業停止の法人は同企業が日本再進出を果たした際に設立された法人なのでした。 同名の別会社とは言え、時系列を違えた同資本法人ではあったのです。

従ってエアアジアジャパンが事業停止を公表し、操業停止に向け動き出したとは言え、 日本の空港から格安航空ブランド、エアアジアが消えたのではありません。 プレスリリースにも 「当社以外のエアアジア・グループ関連会社(エアアジアX、タイ・エアアジアX、タイ・エアアジア、エアアジア・フィリピン)の日本路線への影響はございません。」 と述べられています。 格安航空ならばこそ、気を見るに敏でなければ生き残っては来れなかった、 其の身軽さ故に今回の懸念事態の具現化の嚆矢となる状況は招かれたのでしょう。 なれば、三度目の正直宜しく再びエアアジアの進出の時こそ、 疫病騒動収束の証左ともなるのかも知れません。 エアアジアの前回の再進出迄に掛かった時間は二年弱、此れが何某を示唆しているのでしょうか。

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