注目される太陽光発電、その効率化と目から鱗の新技術~楽天ソーラーも参入

代替エネルギーとしても自然エネルギーとしても その筆頭として数えられる太陽光発電にはますます注目の集まる処です。 太陽光発電に関する啓蒙を図る意見もあれば、 新しくこれの効率を著しく向上させる技術が開発されたり、 また新規にこの事業に参入する事業も出て来れば 話柄の枚挙に暇がありません。

太陽光発電についてははなまるチェック!ブログの2012年2月20日の記事 CIS太陽電池を擁して躍進するソーラーフロンティア には ソーラーフロンティア株式会社 が得意とするCIS式と他、 単結晶シリコンと多結晶シリコンの2種類の結晶Si(シリコン)系に化合物系など 幾つかの太陽光発電方式を紹介しました。 この時の記事で方式に拠る変換効率を 多結晶Si系で19.3%、CIS系で13%程度としています。

この太陽光電池の効率化向上に関して少々専門的ながらも解説を施しているページが EETimes Japanの2012年7月5日の記事 太陽光を無駄なく使う、201X年の技術 です。 記事では近日言われる今必要なのは性能改善ではなく量産技術などの改善による低コスト化である、 と言う意見に対して効率化こそ低コスト化に直結する喫緊の課題だとします。

電子の存在できないエネルギー帯の巾、バンドギャップの素材毎の異同から 数種類の素材の半導体を組み合わせた 多接合太陽電池 や、太陽熱の利用の利用、更には 量子ドット太陽電池 に言及します。

量子ドット太陽電池に於いては多接合を極限まで利用出来る長所を挙げ、 実用化に至る一歩として東北大学の寒川誠二教授が2012年6月に Si量子ドット太陽電池において世界最高の12.6%を達成した旨、紹介します。 またもう一つの長所として多重励起子生成を挙げ、 2011年12月の米National Renewable Energy Laboratoryの実験で 電力として太陽電池の外部に取り出せた電子の数と吸収した光子の数の比である 外部量子効率 が114%であった、と言う頼もしいデータも紹介され、 実に期待される処です。

そして京都新聞には昨日2012年7月9日に 太陽電池 発電効率2倍 京大グループ、半導体素子を開発 が配信、同日英科学誌ネイチャー・フォトニクスに発表された 太陽電池の発電効率を2倍以上に向上させる画期的な技術を紹介します。

これは上に紹介した効率化からは目から鱗の手法、 太陽光電池が得意な周波数帯を持っている素材を太陽光に即して満遍なく揃えるのではなくして 先ず太陽光の方の周波数を絞ってしまえ、と言うことだと思います。 このための肝である熱を加えると特定領域の波長の光を放射する半導体素子を、 京都大工学研究科の野田進教授や浅野卓准教授、メーナカ・デ・ゾイサ研究員のグループが開発した旨、 記事は伝えています。 この素子を太陽光で熱し放射された光を太陽電池に照射すれば 発電効率が大幅に向上する、と言うのが野田教授の寸法です。 此方も思わずその魅惑的な理屈に胸が高鳴るようです。

従来技術で実用化されたものに於いては既にこの2012年7月1日から施行された 再生可能エネルギーの固定価格買取制度 に於いて続々と参入企業が手を挙げたのはかたむき通信にも

に伝えましたが、 恐らく商売になると踏んだのでしょう、 又もや馳せ参じる企業の登場です。

それは誰あろう、日本に於けるネットモール最大手 楽天株式会社 であり、その意思表明は2012年7月9日のプレスリリース 家庭用ソーラーパネルの販売サービス「楽天ソーラー」が7月17日にスタート -ネット通販を活用した独自の流通形態で低価格を実現- になされるものです。

リリースに依ればどうやらこれはかたむき通信に紹介してきたような メガソーラーなどを擁した発電所事業ではなく家庭用ソーラーパネルの販売サービスであるようで、 2012年7月17日には伊藤忠グループの 株式会社日本エコシステム と提携、 楽天ソーラー のサービス提供を開始するとしています。 そしてその最大の特徴を、 中間事業者を通さずにソーラーパネルの販売・設置までを一貫して行うことによる販売価格抑制 にあるとします。

これには他社にはない楽天提供ならではのサービスとしてポイント制があります。 設置完了した後も太陽光発電の出来ない雨の日には楽天スーパーポイントが付与されるなどと なかなか消費者心理を穿った心憎いサービスが考えられているようです。 また指定のエントリー期間にキャンペーンサイトからエントリーした上で 楽天ソーラーの太陽光発電システムの設置を指定の期限迄に完了すれば 10,000ポイント付与と言うキャンペーンも展開されているようですので 興味の有るかたは楽天ソーラーサイトをを覘いて見て下さい。

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