オリンパスはテルモと経営統合の後、カメラ事業をソニーに売却が吉

腐っても鯛、 オリンパス株式会社 は連結売上で1兆円を数える大企業です。 事業として有名なのはやはりカメラとなるでしょうが、 今やその売上の主要な部分は医療事業に拠っているのでした。

このオリンパスが前期決算で自己資本比率の低下に喘いでいるのは事実、 これを受けて他企業から大いに秋波を送られる状況となっています。

先ずはソニーでこの噂は今年2012年は先月6月の22日頃から立ち上りました。 損失隠し以降オリンパス関連は取り上げるだけで注目されますから 各メディアが挙って扱うところとなりました。 この他にも富士フィルムやパナソニックも手を挙げたとされますから これはカメラ事業に視点があると言って良いでしょう。 中には日経新聞のように既にオリンパスはソニーからの 500億円の出資を受け入れる方針を決めた、と断定する処も出て来ました。

これらの報道に対してオリンパスは同日6月22日付けでプレスリリース 本日の一部報道について を配信、直ちに否定したまま本日7月26日迄1ヶ月、 目立った進展はないままにことは推移しました。

そして本日の急展開、 医療機器業界第2位の テルモ株式会社 が大いなる秋波をオリンパスに送ったことを正式に公表しました、堂々たる告白です。 本日付でテルモが配信するプレスリリース オリンパス株式会社への統合提案について に記される処です。

これを見た報道機関が今回は挙ってこのネタを取り上げることになったのですが、 テルモのリリースのある如く、現時点では飽く迄オリンパスへの提案段階にあります。 その提案内容はと言えば500億円の資本提携迄はソニーなどと並ぶものですが 将来の共同持ち株会社の設立に向けた統合協議委員会(仮)の立ち上げ なる部分が更に踏み込んだものとなっています。

これを受けたオリンパスの本日付で配信するプレスリリースは 本日の一部報道について と具体的企業名が入った以外はソニーなどと同様のものとなっています。

2009年の時点で医療機器業界は1兆8千億円ほどの売上規模で、 実はオリンパスが1位、テルモが2位に有りました。 両者の売上は現時点では逆転するほどの拮抗するライバル関係でしたが これが統合となると業界に36%ほどのシェアを占めるリーダー企業となります。 更に世界では12位、13位の位置にある両者の統合は5位への躍進となり勘定です。 テルモのリリースに 世界で伍していけるリーディングカンパニー と謳う処です。

かたむき通信にはテルモ社は2012年6月24日の記事 画期的!痛くない注射針は岡野式、青柳式のどちらもが日本発で蚊がモデル に痛くない注射針にて扱いました。 痛くない注射針とは ナノパス33 と言う商品のことですが、 この製作工程が非常に難易度が高いため町工場岡野工業の代表社員として有名な 岡野雅行 さんに依頼した様子を垣間見た記事です。

今回の秋波の公開と言い、岡野さんへの依頼と言い なかなかテルモ社の開けっ広げな遣り方は好感が持てますし、 実は医療機器メーカーにはこの体質は重要なものだと思います。 オリンパスの如き隠匿体質であると些か身を委ねるには抵抗がありますから。

多少かたむき通信的身贔屓が過ぎるかも知れませんが、 今回の事案は既に売上から言えば主要業務と言える医療機器分野を重視し、 テルモ社と孰れの経営統合を視野に入れた上で資本提携から先ずは入って、 然る後、カメラ事業をソニー社などに売却するのが最も吉のように考えるのです。

追記 (2012年9月15日)
オリンパスが資本提携先をソニーに絞った旨の報道を受け オリンパスがソニーとの資本提携報道に対しデジャビュの如きプレスリリース配信 を配信しました。

追記 (2012年10月1日)
オリンパスとソニーの事業・資本提携契約の公式発表を受け オリンパスはソニーと提携~内視鏡市場に圧倒的な強みを活かす を配信しました。

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