所謂音楽業界の使嗾を受けた自民公明両党の大の大人が忙しく駆けずり回って、 国の中枢たる衆議院を騒がしやっとの思いで可決された今回の著作権法の政府改正案は 2013年1月1日からの施行を目指すそうです。 多くの時間と経費を使って大仰に仕掛けられた今法案が 税金の無駄使いを根絶すると宣言して政権奪取した民主党政権化の下で 大きな税金の無駄遣いとならないことが祈られるばかりです。
この著作権法改正案が衆議院通過したニュースを伝えてくれるのが、 以下引用する処などのサイトです。
今改正案には幾つかの条項が含まれますが、 話題となっているのは上のニュースのタイトルにも含まれる、 以下列挙する処でしょう。
今改正案の肝となるべき 公文書等の管理に関する法律に基づく利用の規定の整備 の付け足しのような上の2点が大きな話題を呼ぶのはどうにも不自然です。 しかも私的違法ダウンロード刑罰化を追加する修正案は 自民・公明の両党から採決直前で提出され、火事場泥棒の様な通され方でした。
後者の私的違法ダウンロード刑罰化法案についてはかたむき通信にも2012年6月10日に 違法ダウンロードでCDが売れないと言う主張は刑事罰法制化を必須とするほど本当のことなのか? なる記事として疑義を呈したものです。 何となれば、以下列挙する処が垣間見える関係各所の動きであったからです。
しかもいざ今改正案を提出するにも可笑しなことに 議員連からはエクスキューズが多く付いています。
曰く
などなど、果たしてああだこうだと後から付け足しの条件が声高に叫ばれるものが 国民の理解を得られるものか如何か、尚更、元々社会に必要とされているものか如何か? 若しかしたら社会に必要のない人間の為に 社会に必要の無い法案が作成、施行されようとしているのかも知れず…。
これで仕事をした充実感に国会議員が浸っているとするならば これほど怠惰で滑稽なこともないかも知れません。