レバ刺し駆け込み需要と食中毒と自己責任とハイスキー食品工業マンナンレバー

食品衛生法に基づき生食用牛肝臓販売の禁止が平成24年7月1日から実施されました。 O157やカンピロバクターなどの恐ろしい食中毒菌の存在に致し方ない仕儀でした。 厚労省にはカンピロバクターについて カンピロバクター食中毒予防について(Q&A) が用意されています。 ご参照のほどを。

勿論ネットなどで売られる牛レバーも 加熱用 と明記、生食用ではない旨謳われています。 これにてレバ刺しはお店で売られなくなったのだから 食べられなくなるのを悲しんで駆け込み特需が発生するのも人情でしょうか? 1週間程前には各メディアが挙ってこのニュースを伝えています。

  • 「レバ刺し」駆け込み需要 売り上げ増に戸惑う飲食店 (1/3ページ)(Sankei Biz:2012年6月30日:2019年6月24日現在記事削除確認)
  • さよならレバ刺し 駆け込み需要、はらむ危うさ(MSN産経ニュース:2012年6月30日:2019年6月24日現在サービス停止確認)
  • レバ刺し駆け込み人気 あすから提供禁止(沖縄タイムス:2012年6月30日:2019年6月24日現在記事削除確認)
  • さよなら牛レバ刺し 駆け込み需要に喜ぶ店も 山口(朝日新聞:2012年6月29日:2019年6月24日現在記事削除確認)

一時的な売上増加を喜ぶ店もあれば、 戸惑いを見せるお店もあります。 Sankei Biz記事、台東区のお店 ホルモン寺 ではレバ刺しについて 切った瞬間は安全でも、30分も放置したら危険な食べ物になるのを理解しないで お客さん同士が奪い合いのように先走ってオーダーを発すると言うのです。 なかなかお店として断わり切れない処でしょう。

もしそれが原因で食中毒が発生したら… と考えればレバ刺しを売っているお店にも関わらず 規制は仕方ないのか とつぶやいたそうです。 商売としての提供側に規制已む無しとまで言わしめるとすれば 些か客側の問題も大きいと謂わざるを得ません。

この牛レバー生食についてはかたむき通信2012年6月13日 レバ刺しは食べられなくなる~生レバーのO157問題で厚労省が販売禁止通達【追記:駆込み?食中毒発生】 にも伝えましたが、追記として 駆込み?食中毒発生 を以下の如く2012年6月28日に付記しました。

本記事に伝えた法律施行日の7月1日を数日後に控えた2012年6月28日に毎日.jpから 食中毒:居酒屋で生レバーなど食べ、4人に症状 福岡 なるニュースが配信され、 生レバーが原因の可能性が高い食中毒事件が発生してしまいました。 食べた日を見れば6日夜で、症状が出たのが9日午前中とありますので レバ刺しが孰れ食べられなくなるために、 その前に思いっきり食べておこうとでも思った駆込み食中毒ではどうやらないようです。

この際は期日的に生食用レバー販売禁止の周知が期日的に微妙な時期もあって 運がない、とも言い得たのですが、 流石に7月を明日、明後日と目の前にしながら 駆け込みでレバ刺しを狙って食しに出向いたとなれば話は違ってきます。

そして遂に食中毒は発生してしまいました。 秋田市保健所の発表に依れば秋田市大町の居酒屋 やきとり宮本大町店 で6月28日に食事をした8人に食中毒症状が見れら 5人の便からは上に書いた食中毒菌カンピロバクターが検出されたと発表しました。 以下に伝えられるものです。

同店は昨日5日より6日間の営業停止処分を命じられましたが こうなるとどうにも同情出来る処ではなくなって来てしまいます。 それほど迄しても食べたいほどレバ刺しは美味しいのでしょうね…。

さてさてどうしてもレバ刺しが忘れられない方に向けて、 こんにゃく関連商品製造・販売を業務とする ハイスキー食品工業株式会社 なる企業が30年あまりにわたりこんにゃく製品の研究・開発を続けて来た技術力を活かし マンナンレバーこんにゃく なる新製品を生み出しました。 牛レバ刺しそっくりの味と食感が楽しめる と同社が胸を張る逸品です。 これだったら食中毒の心配もないでしょう。 危ない思いをするより一度此方を試されてみては如何?

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