トヨタ自動車の使命と新型86とおもしろレンタカー

豊田佐吉家4代目は現トヨタ自動車社長の 豊田章男氏が2012年4月9日に本社テクニカルセンター(愛知県豊田市)を報道陣に公開した際の 記者会見でトヨタ自動車の使命に言及したニュースが 2012年4月10日のRESPONSE記事 トヨタ豊田社長「自分たちの使命を忘れていた」 に配信されています。 此処に言及されたのが いつの間にか誰のために、何のためにクルマをつくるのかという自分たちの使命を忘れていた という謂わば企業としての原点に帰るような言葉でした。 山田清志氏文責の記事では これまでのトヨタでは販売できなかった個性的なクルマがこれから続々と出てくるそうだ。 と結ばれています。

確かに日本車で最近あまり面白い新車を見ません。 何だか四角くってでっかくって車付け迄タイヤを寄せないのがそのカテゴリの車の 駐車の基本かと思われるような一つの箱自動車だったり、 坂道でお願いだから左に寄って欲しい甲高いエンジン音で前に進まない軽い自動車だったり、 自動車としての要素は満たすのかも知れませんが、 心ときめくような車ではないように感じます。

自動車ショーではかたむき通信でも 以下列挙の記事などお伝えしましたが胸躍らされる自動車に満ち溢れています。

また最も期待に胸膨らむのは2012年3月29日の記事 2014年に量産開始?慶応大学発シムドライブ社の電気自動車SIM-WIL(シム-ウィル) で扱った一連の電気自動車及びその記事内に登場の自律型自動車で、 其れは Acenumber Technical Issues の以下の2記事でも扱っています。

ただこれらの胸の高鳴る自動車が実際に世の中に送り出されても なかなか実際に所有出来る金額のものではないものとなってしまいます。 強いて所有しても庶民ではせいぜい1台、上手くいっても2台が良い所ではないでしょうか? それならば一時的に借りる、レンタカーなら好いじゃないか! と思えどもそんな素敵な自動車を揃えていてくれるレンタカー屋など… 有るんですね!! それが千葉県野田市に本拠を置く株式会社はなぐるまが運営する おもしろレンタカー で平成21年12月15日から営業が開始されています。

そのおもしろたる所以は以下 車種のご紹介(2012年4月16日時点) を見て貰えれば明らかでしょう。

  • ベンツAMG CLS63左: キャンペーン価格: 当日料金22800貸出開始
  • ベンツC250左ハンドル: キャンペーン価格: 当日料金11800円貸出開始
  • ベンツS350 W221型: 右ハンドル: キャンペーン価格: 当日料金15800円貸出開始
  • ベンツ ML350: 右ハンドル: キャンペーン価格: 当日料金14800円貸出開始
  • ベンツCLS500: 左ハンドル: キャンペーン価格: 当日料金13800円貸出開始
  • ホンダS2000: 6速マニュアル: キャンペーン価格: 6時間 7000円!
  • ジャガーXJ 貸出予定
  • トヨタ 86 G: 3ドア 6速マニュアル: 時間 8600円
  • マツダ ロードスターRS: 2ドア 6速マニュアル: 6時間 5400円
  • ホンダ インテグラ typeR: 3ドア 6速マニュアル: 6時間 5400円!
  • マツダ RX8 typeS: 4ドア 6速マニュアル: 6時間 5400円
  • シビックタイプR(EP3): 3ドア 6速マニュアル: 6時間 5000円
  • 日産 フェアレディZ(Z33): オープン2ドア6速マニュアル: 6時間 7000円
  • シビックタイプR(FD2): 4ドア 6速マニュアル: 6時間 9400円

普通レンタカーと言えば商業者やワンボックスカーなど、 イベント業者が搬入搬出に使うとばかりの車種ばかりでしたが、 此処に挙げられるのは高級車にスポーツカーが目白押しです。 これならデートの一夜だけ彼女を隣りにディズニーランドに乗り付けるのも それほど豊かでない若者にも何とかなりそうです。

また今回トヨタの新型86が車種一覧にリストアップされることになり それは公式サイト上にも4月下旬からレンタカー開始と謳われていますし、 多くのオンラインニュースメディアも伝えるところです。 新聞社系のニュースサイトだと記事が削除されることは珍しくありませんので インク切れ予防のため、生粋のオンライン系インプレスCar Watchの はなぐるま、トヨタ「86」のレンタカーを開始 のみにリンクを貼っておきます。

スポーツカーファンには多くを語る必要はありませんが漫画 頭文字D で一躍若者にもなったトヨタの往年の名車、 レビン、トレノの型番を引き継いだ車種です。 豊田章男社長の主張通り、需要はありました。 余りの人気で発表から1ヶ月でなんと目標の7倍もの受注があったそうです。 人気の高さに需要が追い着かず、納車が先延べになることが予想される中、 レンタカーで利用出来るとなればこれは引く手数多となること必至でしょう。

なおおもしろレンタカーにはFacebookページ おもしろレンタカー | Facebook も用意されています。 気になる方はフィードを購読してみるのも好いかも知れません。

またおもしろレンタカーは現在の営業所は本拠と同じく千葉県野田市のみですが、 来月初頭、5月1日から高級外車部門の拠点を港区芝に移す予定であるそうです。 矢張り都心での需要は高いでしょうね。

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