兎角世の中に格付けは喧しいもの、 気にしてはならじと思えども何故か気にもなるものでもあり、 最近ではこの格付けが企業の業績に直接的、間接的に影響を与えるとなれば、 放ってはおけないのももどかしいものです。
ランキングと言えばスーパーコンピュータ[K1]
や
サラブレッド[K2]
などかたむき通信にも伝えましたが、企業ランキングとなれば
フォーチュン誌のGLOBAL500の2012年版があり、その日本企業68社一覧[K3]
を伝えました。
これは売上ランキングでしたが、
今回世界に於けるブランドのランキングを100位までランク付けしたのが
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日本企業はオレンジの太字で記してあり、 ペスト100には7社がランキングするものとなっています。 上位を占めるIT企業も日本からは1社もランキング入りせず、 日本は相変わらずメーカー頼りとなっており、 電機メーカーの凋落著しければ 自動車メーカー頼みの日本ブランドとも言えるものとなっているのは 少々寂しいと共に近い将来に不安を齎すものでもあります。
Wikipediaにはこのランキング[※1] について項目立てられ、 この指標を元にビジネスウィーク誌が全世界に向けて雑誌で発表すると言いますから、 大手企業経営陣としても迂闊に軽んぜられない処です。 この項目には2008年のランキング上位25位迄も掲載されており、 それは以下の如くなっています。
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2008年のものを最新のランキングと比較するだけでも 日本の国力が衰えているだろうことが思われ暗澹たる気持ちにさせられます。 引き換え コカコーラ のブランド力の強さには相変わらず驚かされますし、 韓国勢の躍進も特筆されるものでしょう。
そして最新のランキングではかたむき通信に頃日ものした記事に妙に符合する結果となっています。 その記事はIT業界に覇者として長く君臨して来たマイクロソフトが アップルはおろか、Googleにも時価総額に於いて抜かれたと言う内容[K4] です。 IBMを3位に挟んでIT3企業が並ぶのもなかなか壮観ですが、 SNSで旋風を巻き起こすFacebookが69位とまだまだなのも面白い結果です。
かたむき通信の2012年版フォーチュン誌GLOBAL500の記事[K3] に於ける日本企業68社に日本郵政などは 幾ら売上が高かろうと世界のブランドとして見るのは無理があるでしょうが、 何故にブランド力が世界に通用しないのかと歯痒くなる企業の名が見えるのも確かでしょう。 グローバル化に向けて企業の強さ、延いては日本の国力を考える際には 其処に何某かのヒントが隠されているのかも知れません。
かたむき通信参照記事(K)- スーパーコンピュータ京がTOP500首位陥落~ランキング世界2位じゃ駄目なんですか?(2012年6月18日)
- ワールドサラブレッドランキング首位のフランケルが無傷の13連勝(2012年8月23日)
- フォーチュン誌GLOBAL500(世界売上ランキング)2012年版発表~日本企業68社一覧(2012年7月12日)
- Google時価総額Microsoft超え~ポストPC時代対応で差の付くIT上位3社(2012年10月2日)
- インターブランド・ベスト・グローバル・ブランド・リスト(Wikipedia)