かたむき通信

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  2. Posts filed under 歴史

歴史

安政地震に見られる一次史料としての『変化抄』

前記事 [H1] にて「通し番号」を『変化抄』に振りました。 『変化抄』は静岡県浜松市は佐鳴湖の南岸地域、入野に於ける幕末の庄屋、 竹村廣蔭 ( たけむらひろかげ ) が実際に文化文政期から嘉永期に自ら見聞きした出来事を記し残した著作で、 特に入野を中心とした遠江西部、即ち西...

歴史

『変化抄』に通し番号を振る

湖の歌人 遠江 ( とおとうみ ) なる静岡県西部の嘗ての国名は都に近い滋賀県琵琶湖が 近江 ( おうみ ) で有るのに対して 遠 ( とお ) つ 淡海 ( あふみ ) として有った、其の国名命名の由緒の淡水湖こそ 浜名湖 ( はまなこ ) と現在では一般にされていま...

歴史

浜松城天守閣を破却したのは誰か

浜松城が三方原台地の南端に、 曳馬 ( ひくま ) 古城 下垂 ( しもだれ ) 口から 作左 ( さくざ ) 曲輪迄入れれば東西に500メートル余り、 曳馬古城 玄黙 ( げんもく ) 口から大手門、 今の 連尺 ( れんじゃく ) 交差点迄の南北に600メートル余りと、 広大...

歴史

信玄街道

時は元亀3(1572)年、今から446年の昔、 年も暮れなんとする12月22日、 甲信駿に北条の援軍を併せた大軍団が遠江西部、 今の浜松市の中心部から北方に広がる三方原台地を横切りました。 甲斐古府中を本拠とする武田軍の遠江侵攻です。 攻め手武田軍に対する守り手は三遠領有の徳川...

歴史

腰越状を読む

元暦 ( げんりゃく ) 2(1185)年、壇之浦に平家を滅ぼし、意気揚々と京の都に凱旋した 源義経 は思わぬ報を鎌倉から受けました。 鎌倉への帰還を許さない、と言うものです。 此れを意に介さぬ義経だからこそ、兄 源頼朝 の勘気に触れる部分も有ったのかも知れません、 京から西...

歴史

公開シンポジウム「静岡県と周辺地域の官衙出土文字資料と手工業」を聴いて

去る2018年6月10日に静岡文化芸術大学の講堂に於いて、 公開シンポジウム「静岡県と周辺地域の官衙出土文字資料と手工業」の催されると聞き及んでは、出向き拝聴して来ました。 主催は、地域と考古学の会、静岡県考古学会、浜松市博物館、にて 共催は、木簡学会、静岡文化芸術大学です。...

書評 歴史

高柳光壽に依る明智光秀研究基本書『明智光秀』書評

浜松は 元魚町 ( もとうおちょう ) に生を享け歴史学者として多くの業績を残した 高柳 光壽 ( みつとし ) (以下、高柳)が在りました。 生年は明治25(1892)年、 東大史料編纂所に資料編纂官の職を得て 昭和23(1948)年には自ら初代会長となり日本歴史学会を創設し...

歴史

浜松の合祀された五社神社と諏訪神社

江戸時代に浜松に謳われた俚謡に お江戸見たくば五社諏訪ごろじお江戸まさりの五社や諏訪 が残っています。 浜松にはお江戸以上に立派な 五社 ( ごしゃ ) 神社や 諏訪 ( すわ ) 神社があるのだから 態々 ( わざわざ ) 出掛けるまでもあるまいと謳ったものです。 其の立派な...

自然 歴史

浜名湖南部陸地説と古代浜松地名比定地

静岡県西部に位置する 浜名湖は嘗て其の南部は陸地に覆われていた とする学説が 向坂鋼二 氏(本稿執筆者塚本との関係により以降向坂先生とします)により提唱されています。 当地は過去の大地震で水没してしまいましたので現在は湖底となっています。 当地を水没せしめた大地震は応永14...

書評 歴史

歴史学泰斗による古代史まとめ『日本国家の起源』書評

木簡が木簡として此の世に現出せしめられたのは1961(昭和36)年1月24日の午後2時頃 [K1] 、 此の世紀の発見は歴史学会に大きな衝撃を齎し 二旬経ずして1979(昭和54)年には木簡学会が組成され新学問たる木簡学の創始となりました。 今や初期に発見された木簡群は国宝の指定...

偉人 歴史

桶狭間現地を訪れ信長公記桶狭間の戦いを再読す

歴史勉強会で連れ立って2017年6月10日に 桶狭間の戦い の関連地を現地に訪れました。 会に於いては基本的に自動車での移動を余儀なくされる制限がありますので例えば 大高城 ( おおだかじょう ) 跡などは付近に駐車スペースの見当たらず断念したりもし、 また大凡ざっとではあり...

生活 歴史

浜松一中現北高校の毒大福餅事件の慰霊碑

ゴールデンウィークは浜松祭りの最中、 浜松城の北に位置する浜松北高等学校に出向きました。 休み期間中にも関わらず練習に余念のない野球部員の皆さんが グラウンド脇を通る此方に大きな声の気持ち良い挨拶を届けてくれます。 休み中ともあって学校受付自体は閉じており ちょうどバックネッ...

歴史

遺跡に於ける大溝命名について

伊場大溝(古代の小川の跡)  約1500年前から1000年前まで、ここには小川が流れていました。この小川は、公園北西の団地付近から、公園南東の森田・神田町の方向に流れていました。ここでは、その一部を発掘当時のまま保存しています。  大溝の中からは、土器や木製品のほか貝殻などの...

自然 歴史

杉浦国頭の書き残した浜松の二つのうとう坂

浜松諏訪神社大鳥居の礎石(2017年4月15日) 浜松市の中央部にほど近く 今は五社神社に合祀せられた 諏訪神社 は徳川氏浜松入府以前より尊崇を集め 其の社殿は国宝指定を受けるも第二次世界大戦々災にて消失し 残された大鳥居の礎石に其の豪壮さを窺い知るのみです。 此の諏...

書評 歴史

故きを温ねる新しい学問『木簡から古代がみえる』書評

浜松市立中央図書館の前庭の石川倉次石碑の後ろに植えられた槐 司馬遷の史記が嚆矢となり本邦にては古事記、六国史が世に歴史を残さんとする行為の先鞭を告げるならば 漸く昭和に至りて勃興した木簡学なる全き新学問は歴史を考える上に最新の学問と言えるでしょう。 しかし此の新学問に...

歴史

元禄天保郷帳敷智郡集計と大澤家領

江戸幕府は統治の時代を通じて四度 郷帳 ( ごうちょう ) を作成しています。 村毎の生産高をまとめたもので年貢徴収のための基礎となる数字が 石、斗、升、合、 勺 ( しゃく ) 、 才 ( さい ) と克明に記されています。 単位は石から順に十分の一となり才に至っては十万分...

偉人 歴史

木喰仏の木目

浜松市博物館の特別展として企画され 2016年10月29日から12月4日まで実施されたのが 遠江の 木喰仏 ( もくじきぶつ ) です。 遊行僧 木喰 ( もくじき ) の刻んだ千体を超える木仏の内600体以上が今も残され、中にも遠江に造像された中には36体が現存、其の内九割...

歴史

武田斥候笹田源吾と遠州大念仏

復元木原一里塚 今は袋井市に編入されている遠州 木原 ( きはら ) は東海道五十三次の 袋井宿 迄十六町、 見附宿 迄一里六町の東海道沿いに位置し 木原一里塚 は江戸から数えて六十一里目の一里塚として道行く人に用意されていました。 木原のほぼ中央には 許禰...

現代相 歴史

日の丸弁当少考

日の丸弁当 をキーワードに少し近現代の日本の産業と食事を考えてみたく思いものしたのが本記事になります。 五社公園の日の丸弁当の考案者男爵前田正名君碑 浜松市の中央部、出世城の異名をとる浜松城にもほど近い 利町 ( とぎまち ) の五社公園には東南隅に記念碑が3基...

現代相 歴史

神原町の最後の猪堤

神原町 ( かみはらちょう ) は静岡県浜松市の西区に区分される町です。 浜名湖の東、佐鳴湖の西に位置し佐鳴湖の東に位置する浜松城下町を通る主要陸路は佐鳴湖と浜名湖を避けるように分かれて 南に東海道、北に本坂街道が通りますから勢い神原町を避けるような配置とならざるを得ず 神原町...

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